「StiLL」 デザイン情報175 StiLLコマンド--出力されたリスト範囲に合わせて罫線を引く | |||||||||||||||||||||||
【テーマ】 データを抽出して出力されたリスト範囲に合わせて簡単に罫線を引いたり色をつける方法をご紹介します。 | 【方法】(考え方) シート上に表示するデータリストの出力範囲に名前を定義し、その名前を利用して罫線を引きます。ここではStiLLボタンの 「Excelデータ取得(MakeBtMerge)」 と 「書式設定(MakeBtSetFormat)」 を使って実装します。 |
【参考】 今回使用する 「Excelデータ取得」 ボタン以外にも 「DBデータ取得(MakeBtQuery)」、「CSVデータ取得(MakeBtTextRead)」、「Excelデータ抽出(MakeBtRecordQuery)」 、「名前定義(MakeBtOffsetName)」等で出力範囲名を定義することが出来ます。 | |||||||||||||||||||||
対応Ver. :StiLL-XV1.0
以降 対応種類:StiLL Dev・Pro・Std |
対応Ver. :StiLL-XV1.0
以降 対応種類:StiLL Dev・Pro・Std |
対応Ver. :StiLL-XV1.0
以降 対応種類:StiLL Dev・Pro・Std |
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■ 今回の内容 | |||||||||||||||||||||||
抽出されたリスト(データ)範囲に合わせて罫線等を設定する処理をご紹介します。 | |||||||||||||||||||||||
罫線の設定手順 | |||||||||||||||||||||||
今回は 「Excelデータ取得(MakeBtMerge)」 ボタンを例に出力範囲名を定義します。 | |||||||||||||||||||||||
@Excelシートから 「Excelデータ取得(MakeBtMerge)」 ボタンでデータを取得し表示すると同時に表示範囲の名前定義を指定します。 | |||||||||||||||||||||||
A表示された範囲の定義名を使って 「書式設定(MakeBtSetFormat)」 ボタンで罫線等を設定します。 | |||||||||||||||||||||||
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■ ボタン設定の説明 | |||||||||||||||||||||||
@ 「Excelデータ取得(MakeBtMerge)」 ボタンの設定 | |||||||||||||||||||||||
下図のように設定ダイアログの出力範囲名(赤枠)に 「DATA」 と指定します。 | |||||||||||||||||||||||
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設定後、このボタンを実行すると出力範囲に 「DATA」 と名前定義されます。 | |||||||||||||||||||||||
・Excel2007以降(リボン-数式-名前の管理)で確認できます。 | ・Excel2003以前は(挿入-名前-定義)で確認できます。 | ||||||||||||||||||||||
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A 「書式設定(MakeBtSetFormat)」 ボタンの設定 | |||||||||||||||||||||||
ボタンテンプレートからボタンを配置し、ボタンの作成テンプレート(下図)から書式設定を選択します。 | |||||||||||||||||||||||
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「書式設定(MakeBtSetFormat)」 ボタンの設定ダイアログの対象範囲にプルダウンリストから 「DATA」 を選択します。 | |||||||||||||||||||||||
次に罫線タブをクリックして 「罫線変更をする」 にチェックします。 | |||||||||||||||||||||||
1)外枠を太線の茶色で設定します。 | 2)内側の線を黒色で設定します。 | ||||||||||||||||||||||
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3)さらにパターンタブを開き、「パターン変更をする」 にチェックして背景色にクリームを指定します。 | |||||||||||||||||||||||
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OKボタンで設定した後、このボタンを実行すると最初に示した図のような罫線と背景色が出力範囲ピッタリに設定されます。 | |||||||||||||||||||||||
■ ご参考までに | |||||||||||||||||||||||
1.一度設定した罫線はデータを再読み込みしても消えませんので、そのような場合は 「セルデータクリア(MakeBtCellClear)」 | |||||||||||||||||||||||
ボタンを使用して削除範囲に 「DATA」 を指定し削除種類の 「書式のみ」 または 「すべて」 を選択してクリアするようにしてください。 | |||||||||||||||||||||||
各ボタンを 「ボタン連続実行(MakeBtPush)」 ボタンで、「セルデータクリア(MakeBtCellClear)」、「Excelデータ取得 | |||||||||||||||||||||||
(MakeBtMerge)」、「書式設定(MakeBtSetFormat)」の順に設定するとワンクリックで済み大変便利です。 | |||||||||||||||||||||||
2.すでに表示されているリスト範囲に書式を設定することも出来ます。 | |||||||||||||||||||||||
その場合は 「名前定義(MakeBtOffsetName)」 ボタンでリスト範囲に名前を定義した後で、 | |||||||||||||||||||||||
上記Aの 「書式設定(MakeBtSetFormat)」 ボタンで定義された名前を使って書式設定する手順となります。 | |||||||||||||||||||||||
3.Excelの 「条件付き書式」 機能を使っても同様に罫線等を設定することができます。 | |||||||||||||||||||||||
4.「Excelデータ取得(MakeBtMerge)」 の詳細については当メールサービスのバックナンバー140および147をご覧ください。 | |||||||||||||||||||||||
【バックナンバー 140】 複数のファイルからデータ取り込み | |||||||||||||||||||||||
【バックナンバー 147】 検索式の作成例まとめ | |||||||||||||||||||||||
(各ボタンの設定内容の詳細はStiLLヘルプをご確認ください) | |||||||||||||||||||||||
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