「StiLL」Excel情報024  関数--ワイルドカード
■表の検索や集計をするとき、非常に便利なのがワイルドカードです。これを使うと、検索の対象を広げたり、あいまいな条件で検索を実行することができます。今回は、ワイルドカード文字「? (疑問符)」、「* (アスタリスク)」それぞれの活用方法のご紹介です。 ☆対応方法:検索する値の文字数が決まっている場合は、検索条件に「? (疑問符)」を使います。すると検索値の桁数が「?」の数だけ検索されます。逆に、文字数の制限がない場合は、「* (アスタリスク)」を使います。こちらは、文字数に関係なく検索されます。 ※ご注意下さい。ワイルドカード文字「? (疑問符)」、「* (アスタリスク)」自体を検索したい場合は、「~ (チルダ)」を使用します。
部分的に等しい文字列を検索するには、ワイルドカード文字を使います。
ワイルドカード文字は1つまたは任意の数の文字を表します。
ワイルドカード文字 説明
? (疑問符) 疑問符と同じ位置にある任意の 1 文字が検索されます。
* (アスタリスク) アスタリスクと同じ位置にある任意の数の文字が検索されます。
~ (チルダ) 疑問符、アスタリスクが検索されます。
1.? (疑問符)
下の表にて、課に関係なく部門名が東京のものの個数を検索します。
(個数を検索にはSUMIF関数を使います。SUMIF関数に関しては、当メールサービスバックナンバー
011を参照ください)
計算は「=COUNTIF(得意先一覧!E:E,"東京??")」とします。検索条件に「東京??」とすると、東京の
あとにどの文字が来ても、「?」の数だけ(この場合は2文字)検索条件に当てはまることになります。
2.* (アスタリスク)
今度は同じ表にて、部門名が地域に関係なく1課のものの個数を検索します。
計算は「=COUNTIF(得意先一覧!E:E,"*1課")」とします。検索条件に「*1課」とすると、1課の
前にどの文字が何文字来ても、検索条件に当てはまることになります。
参考:
ワイルドカード文字「* (アスタリスク)」、「? (疑問符)」自体を検索したい場合は、「~ (チルダ)」を
使用します。例えば「200~?」と入力すると"2001"、"2002"、"200?"等が検索されます。
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