「StiLL」Excel情報060  関数--MID関数
■文字列の右や左端から指定した文字数を取得する場合は、LEFT関数やRIGHT関数で取得できますね。では、文字列の指定した位置から任意の文字数を取得する場合は、MID関数を使用します。今回は、シート名をMID関数を用いて取得する方法のご紹介です。 ☆対応方法:MID関数は「=MID(文字列、開始位置、文字数)」と指定します。使用しているシ−ト名を取得したい場合、まずCELL関数を使用してファイル名を取得し、そのファイル名からシート名を取り出す形で取得できます。 ※ご注意下さい。例えば年月日のデータから日にちのみをMID関数を使用して取得したい場合、文字列の長さが一位である必要があります。
■MID関数とは
MID関数は、文字列の任意の位置から指定された文字数の文字を返します。MID関数では、半角と
全角の区別なく1文字を1として処理が行われます。
例えば、下図のようにセルB3にある年月日の日にちのみを表示したい場合、MID関数を使うと
表示できます。
■シート名を取得する
今使っているシートの名前を取得しましょう。
@まずは、ファイルの名前 (絶対パス名) を表示します。ファイル名を取得するには、CELL関数を
使用します。
ファイル名は、「=CELL("filename",(シート名!)A1)」で取得できます。
A次に、@にて取得したファイル名からシート名を取得するために、"]"の位置を求めます。
ここではFIND関数を使用します。
"]"の位置は、「=FIND("]",(対象セル))」で取得できます。
B@にて取得したファイル名の"]"以降の文字がシート名ですので、ここでMID関数を使い、
シート名を取得します。
Aにて取得した"]"の位置の次の文字からがシート名となるので、「=MID(C2(対象文字列),C3+1
(開始位置),31)」で取得できます。
参考:
シート名は31文字までしか指定できないため、文字数は31としました。
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