「StiLL」Excel情報115-- ツールバー 二つの[オブジェクトの選択]ボタンの違い
■複数のオブジェクトを選択する場合、一つ一つを選択していくのは、非常に面倒です。今回は、これらをまとめて選択できる[オブジェクトの選択]ボタンをご紹介します。なお、このボタンには少し機能が異なる二つの種類があり、この違いもご紹介します。 ☆対応方法:図形描画ツールバーの[オブジェクトの選択]ボタンは、もう一度ボタンを押すか、[Esc]ボタンを押すまで、機能が解除されません。しかし、[ユーザー設定]で挿入した[オブジェクトの選択]ボタンは、使用する度にボタン機能が解除されます。 ※ご注意ください。[ツールバー]の[ユーザー設定]につきましては当メールサービスバックナンバー056をご参照下さい。
■図形描画にある[オブジェクトの選択]ボタンと[ユーザー設定]で挿入した
   [オブジェクトの選択]ボタンの違い
複数のオブジェクトがある場合、一つ一つ選択するのは非常に手間がかかります。
しかし、今回ご紹介する[オブジェクトの選択]ボタンを使用することによって、選択する
オブジェクトが下図のように複数ある場合でも、一度に選択することができます。
また、矢印などクリックしにくいオブジェクトを選択する時にも非常に便利です。
使用方法としては、メニューバーの[表示]-[ツールバー]より[図形描画]を選択します。
[図形描画]の中に、左上を向いた白抜き矢印のボタンがあります。これが「オブジェクトの選択」
ボタンです。このボタンをクリックすることでマウスポインタが白抜き矢印に変わり、ドラッグした
範囲に含まれるすべてのオブジェクトを選択することができます。
上記でご紹介した[図形描画]内の[オブジェクトの選択]ボタンの他に、[ユーザー設定]にも
[オブジェクトの選択]ボタンがあります。この二つの[オブジェクトの選択]ボタンは少しだけ
違うところがあります。
※[ユーザー設定]につきましては、当メールサービスバックナンバー056をご参照下さい。
★[図形描画]の[オブジェクト選択]ボタンは、一度ボタンを押すともう一度ボタンを押すか[Esc]
   ボタンを押すまでボタン機能を解除することができません。選択するオブジェクトが離れてい
   るか、多数ある場合に非常に便利です。
[図形描画]の[オブジェクトの選択]ボタンを使用します。
一度使用しても解除されません。
★[ユーザー設定]の[オブジェクトの選択]ボタンは、一度使用するとボタン機能が解除されます。
   選択するオブジェクトが一つ、もしくは一グループしかない場合、一度使用するとボタン機能
   が解除される為、解除する手間が省けます。
[ユーザー設定]の[オブジェクト選択]ボタンを使用します。
すると、[オブジェクト選択]ボタンが解除されました。
●参考
[ツールバー]には便利だけど表示されていないボタンがあります。
一部は当メールサービスバックナンバー091でご紹介しましたが、ここでは[グループ化]、
[グループ解除]、「再グループ化」ボタンをご紹介します。
※以前ご紹介したメールサービスバックナンバー091の参照
[グループ化]、[グループ解除]、「再グループ化」ボタンはメニューバーの[表示]-[ツールバー]
の[ユーザー設定]-[コマンド]の[図形描画]の中にあります。
例えば、下図のように複数のオブジェクトを重ねてデザインして移動しようとしても、一つだけが
移動してしまうことがよくあります。その場合は、これらを[グループ化]することで、そのような問題
を回避することができます。
1.オブジェクトを移動しようとすると、一つだけ移動してしまいます。
2.そこで、上記でご紹介した[オブジェクトの選択]ボタンで全て選択して、[グループ化]
  ボタンを押します。すると複数のオブジェクトが一つのオブジェクトとしてグループ化
  されるので、一つだけ移動してしまうということはなくなります。
※一度グループ化したオブジェクトを解除したい場合は、[グループ化]ボタンの横の[グループ解除]
   ボタンを、一度グループ化を解除したオブジェクトを再びグループ化する場合は、[グループ解除]
   ボタンの横の[再グループ化]ボタンを押してください。
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