「StiLL」Excel情報176  関数--入力されているデータの数を調べる
■あるセル範囲にデータが入っているセルの個数を表示したい場合は、「COUNTA」関数または「COUNTIF」関数を使用します。入力のチェックやデータ数の確認をする場合にぜひご利用下さい。 ☆対応方法:COUNTA関数を使います。例えば、セルC4からセルC35の間の入力されているデータの個数を知りたい場合は「=COUNTA(C4:C35)」と入力します。 ※ご注意下さい。COUNTA関数は空白文字「""」も一つのデータとして数えてしまいます。「""」を数えたくない場合は、COUNTIF関数をご利用下さい。
■下の表にて、「店舗コード」と「店舗」に入力されているデータの個数を表示させます。
@COUNTA関数を使います。この関数は、文字が入力されているセルの個数を求めるものです。
例えば、セルC2に「=COUNTA(C4:C11)」とすると、「セルC4からセルC11の中で何か文字が入って
いるセルの個数を数えなさい」ということになります。
AセルC2を選択し、「="入力数:"&COUNTA(C4:C11)」と入力します。
関数の入力には「関数の引数」画面をご利用されることをお勧めします。
BセルC2を選択してコピーし、D2に貼り付けます。
■「COUNTA」関数の結果が正しくないときの対処法
上記の表では、D5のセルには何も入力されていないので正しい結果が出ました。
ですが、シングルクォーテーション「'」が入っていたり、数式の結果「""」が入る場合などは、
「COUNTA」関数は1つの入力値として認識されてしまうので、正しい計算結果が得られません。
そのような可能性がある場合は、「COUNTA」関数ではなく、「COUNTIF」関数を使用します。
※値が数字で入力されている場合と、文字列で入力されている場合で若干異なります。
上記の表の場合、『店舗コード』は数字で入力されていますので、
C2の数式は 「="入力数:"&COUNTIF(C4:C11,">0")」 にします。
『店舗』は文字列で入力されていますので、
D2の数式は 「="入力数:"&COUNTIF(D4:D11,">*")」 にします。
「COUNTIF」関数については当メールサービスのバックナンバー039をご覧下さい。
【バックナンバー 039】 COUNTIF関数を使って重複入力をチェックする
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