「StiLL」Excel情報191  関数--セルの参照方法いろいろ
■A1のセルの内容を参照するとき、どのようにしていますか。「=A1」という数式を利用していますか?それだけではありません!今回はそのうちのいくつかをご紹介します。 ☆対応方法:セルが空白のときに結果を0(ゼロ)にしたくない場合は 「=A1&""」 または 「=IF(A1="","",A1)」 という数式を利用します。 ※参考までに。セルの内容を取得する方法は、その状況によって異なりますので、色々お試し下さい。また、今回は「相対参照」でご説明しましたが「絶対参照」もご利用下さい。
■セルの参照方法
あるセルの内容を表示するにも方法はいくつもあります。
今回はそのうち何種類かをご紹介します。
セル A1 に入力されている値を求めたいときは...
1. =A1 「=セル範囲」を使用した方法です。
もっともポピュラーな方法です。
ただし、セルA1が空白の場合、結果は 0(ゼロ) になります。
2. =A1&"" セルの内容に "" をつなげます。
こうするとセルA1が空白の場合は空文字が返ります。
ただし、この方法を利用すると、セルA1の内容が数字なのに
結果は文字列になってしまうので注意が必要です。
3. =IF(A1="","",A1) 「IF関数」を使用した方法です。
セルA1 が空白の時は空文字を返し、文字が入っていれば
A1 の値を返す、という数式です。
これを応用して、セルA1 が空白の時は違う文字を返す、
ということができます。
4. =INDIRECT("A1") 「INDIRECT関数」を使用した方法です。
ただし「1.」と同じで、A1のセルが空白だと結果が 0(ゼロ)
になってしまいますので、ゼロにしたくない場合は「2.」または
「3.」の方法と組合せて利用します。
5. =INDEX(1:65536,1,1)
「INDEX関数」を使用した方法です。
「1:65536」とはそのシートのセル全体という意味です。
「=INDEX(A:A,1)」などでも同じ結果を求めることができます。
6. =ADDRESS(ROW(A1),COLUMN(A1))
「ADDRESS関数」を使用した方法です。
ここでは「ROW関数」「COLUMN関数」と組み合わせた
方法をご紹介しました。
「=ADDRESS(1,1)」でも結果は同じです。
セルB1に「1」(行番号)、セルC1に「1」(列番号)が
入力されているときは「=ADDRESS(B1,C1)」とすることも
できます。
7. =1:1 A:A これは説明が必要ですね。
セル範囲を半角スペースでつなげることによって、
その2つのセル範囲が交わったセルの値を取得する
ことができます。
「=A1:D1 A1:A5」としても結果は同じです。
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