「StiLL」Excel情報239  セル--セルの書式設定--表示形式 Excelの日付の仕組
Excel2007版
■セルに日付を入力したときに、変な数字が出てきたことがありませんか?これは、シリアル値というものが関係しています。今回は、日付の仕組に関するご紹介です。シリアル値がわかれば、日付表示の仕組も簡単ですよ。 ☆対応方法:シリアル値とは、日付を表す数値(実数値)のことです。その日付のシリアル値は、表示形式を標準にすればわかります。日付は、この値のおかげで 1を足せば翌日が表示され、それは月や年が変わっても自動的に計算されます。 ※ご参考までに。日付の表示形式は、いろいろな形があります。年を和暦で表示させたり、月日だけの表示もできます。また[ユーザー定義] にて、独自の日付表示形式を作成することもできます。
今回は、バックナンバー014でご紹介した、
「セル--セルの書式設定--表示形式 Excelの日付の仕組」の、Excel2007版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー014】 セル--セルの書式設定--表示形式 Excelの日付の仕組
■日付の仕組
日付は、シリアル値という数値で管理されています。シリアル値とは、日付を表す数値(実数値)
のことです。1900年1月1日〜9999年12月31日の日付を1〜2958465の整数として扱います。
今日の日付のシリアル値を確認してみましょう。
@セルに今日の日付を入力します。
Aそのセル上で右クリック→[セルの書式設定]を選択します。
B[表示形式]→[標準] を選択して[OK] します。
Cするとシリアル値が表示されます。
参考:
日付時刻を入力すると、24時間を「0.0」以上「1.0」未満の連続する少数の値が
割り当てられています。
日付の翌日を表示したい場合は、1をプラスすればできます。
セルA2に明日の日付を入力するときは、 月や年が変わる場合も、自動的に
今日の日付に1を加えればできます。 カレンダー通りに計算を行います。
参考:
[表示形式]→[日付] は、いろいろな種類があります。<平成20年6月5日>と年を和暦で
表示させたり、<6/5>というように月日だけの表示もできます。また、[ユーザー定義] にて、
独自の日付表示形式を作成することもできます。
※Excel2007では、和暦で表示を行いたい場合 [カレンダーの種類] を [和暦] にすることで
<平成13314日> などの形式が表示されます。
カレンダーを作ってみましょう!!
以下のようなカレンダーを作ってみましょう。
(それぞれのセルをダブルクリックすると、計算式が参照できます。)
2008年6月
6/1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 7/1 2 3 4 5
作り方
@まず年月を表示するセルを作成します。その月の1日目の日付(2008/6/1)をセルに入力して、
 セルの表示形式の分類は [日付]、種類は[2001年3月] を選択します。
 (曜日はそれぞれ手入力とします)
A6/1日を作成します。セルに<=(@で作成したセル)>とし、表示形式の分類を[日付]、
 種類は[3/14] を選択します。
B2日を作成します。セルに<=(Aで作成したセル)+1>と入力し、表示形式の分類を
 [ユーザー定義]、種類には [] と入力します。
C1週目の3日以降は、Bで作成した2日のセルを土曜日までコピーします。
D2週目を作成します。日曜日のセルには<=(1週目の土曜日のセル)+1>と入力します。
 表示形式も同じになるように変更します。
E2週目の火曜から土曜は、1週目の火曜から土曜(2日から7日)のセルをコピーします。
F3週目以降を作成します。2週目(8日から14日)のセルを下方向にコピーします。
G7/1の表示形式をAと同様にします。
これで完成です。
Copyright(C) アイエルアイ総合研究所 無断転載を禁じます