「StiLL」Excel情報258  データ--重複の削除
■今回はExcel2007から追加された「重複の削除」機能をご紹介します。この機能は、指定した項目の内容が同じデータを、リストから削除します。複数の項目で内容が重複しているデータを削除したい場合などに便利です。 ☆対応方法:リストを選択して、[データ] タブの [重複の削除] ボタンをクリックします。項目を選択する画面が出てきますので、重複をチェックしたい項目を指定します。[OK] をクリックすると、内容が重複しているデータが削除されます。 ※ご注意下さい。この機能は列方向のリストで使用可能です。行方向のリストでは使用できません。また、重複データがある場合は、下にあるデータが削除されます。
今回はExcel2007から追加された「重複の削除」機能をご紹介します。
複数の項目において、内容が重複しているデータを削除したい場合などに便利です。
■重複の削除
下図のようなリストがあります。このリストから、「出荷先名」と「商品名」が重複したデータを
削除します。
@まず リスト全体を選択します。そのまま [データ] タブの [重複の削除] ボタンをクリックします。
下図のような画面が出てきます。こちらの画面で重複をチェックしたい項目の指定を行います。
A「出荷先名」と「商品名」の項目のみチェックを入れて、[OK] をクリックします。
下図のようなメッセージが出て、「出荷先名」と「商品名」が共に重複していた
NO:「7」と「9」のデータが削除されました。
削除されたデータの場所は空白にならず、その下にあるデータが自動的に上に詰まります。
また、選択した範囲内のデータのみが削除され、他の列のデータは削除されません。
※ご参考までに
Excel2003以前のバージョンで重複したデータを削除したい場合は、
メニューの[データ]→[フィルタ]→[フィルタオプションの設定] の中の
「重複するレコードは無視する」にチェックを入れて、データを削除する方法があります。
※注意
この機能は重複したデータを削除してしまいますので、元のデータが必要な場合は、
事前にコピーをとっておくことをお勧めします。
この機能は今回の例のような、列方向のリスト(項目名が列方向に並んでいるリスト)
で使用可能です。項目名が行方向に並んでいる場合は使用できません。
また、重複データがある場合は、下にあるデータが削除されます。
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