「StiLL」Excel情報260  関数--条件に一致するセルの平均値を求める AVERAGEIF関数
■今回はAVERAGEIF関数をご紹介します。この関数は指定した条件に一致したセルの平均値を求めることができます。 ☆対応方法:AVERAGEIF関数は「AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)」の引数を指定します。[条件] には数値・式・文字列などを直接入力するか、条件が入力されたセルを指定して参照します。 ※ご注意下さい。AVERAGEIF関数はExcel2007から追加された関数です。この関数を使用したファイルをExcel2003以前のバージョンで開くと、関数が認識されずエラーとなりますのでお気を付けください。
今回はExcel2007から追加された「AVERAGEIF関数」をご紹介します。
Excel2003までは、条件を指定して平均値を求める関数がありませんでした。
この関数を使えば、簡単に指定した条件での平均値を求められます。
■AVERAGEIF関数
Excel2007で「AVERAGEIF」のヘルプを表示すると、下記のように書かれています。
書式 AVERAGEIF(範囲,条件,平均対象範囲)
範囲 平均する1つまたは複数のセル(数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照など)を指定します。
条件 平均する対象となるセルを定義する条件を数値、式、セル参照、または文字列で指定します。
平均対象範囲 平均する実際のセルを指定します。何も指定しないと、範囲が使用されます。
使用例に沿って機能をご紹介します。
@下図の表で、C2のセルに指定した支店の売上平均額を求めます。
A平均額を出すセルD2に「=averageif(」と入力して、数式バーの
[関数ウィザード] ボタンをクリックします。
すると、関数の引数を設定する画面が出ます。
Bこの画面で、下図のように各項目を設定します。
数式:
[OK] を選択すると、選択した支店の売上平均額が表示されます。
C[条件] で指定したセルの支店名を変更することで、
それぞれの支店の平均額を表示することができます。
※注意
AVERAGEIF関数」を使用したファイルをExcel2003以前のバージョンで開くと、
関数が認識されず、エラー値(#NAME?)が表示されますのでお気を付けください。
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