「StiLL」Excel情報269  セル書式--条件付き書式基本機能 Excel2007版
■カレンダーを作成するとき、土曜日は青、日曜/祝日は赤というように、色が自動的に変わる。こんなこともExcelでは簡単に設定できます。今回ご紹介する条件付き書式の機能を使えば、これでまたあなたの表現方法が一つ豊かになりますね。 ☆対応方法:設定したいセルを選択し、[ホーム]タブ→[条件付き書式]を選択します。セルの条件を設定し、[書式]からセルの色やフォント等の設定をします。すると、セルの値が設定した条件を満たした時、設定した書式になります。 ※ご注意下さい。Excel2007で条件付き書式を設定したファイル(.xlsx形式)を、Excel2003以前のバージョンで開く場合、ファイル形式が異なるため、2007条件付き書式機能は利用不可となります。
今回は、バックナンバー032でご紹介した 「セル書式--条件付き書式基本機能」
Excel2007版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー032】 セル書式--条件付き書式基本機能
セルに表示された値が設定した条件を満たす場合に、セルの項目を太字にしたり、色の変更などが
行われてデータを見やすく一目で判断できるようにする便利な機能が、この条件付き書式です。
■下図のように土曜日は青、日曜と祝日は赤、とセルの色が変わるように設定します。
@条件を設定したいセル(例ではセルC5以下の曜日が入力されたセル)を選択し、
[ホーム]タブ [条件付き書式] →[セルの強調表示ルール] →[指定の値に等しい] を選択します。
↑条件を設定するセルを選択
A指定の値を「日」と入力し、[書式] のリストから設定したい書式を選びます。
使用したい書式がリストに無い場合は、[ユーザー設定の書式] を選びます。
B[セルの書式設定] 画面が開きますので、[塗りつぶし] タブで色の一覧から「赤」を選択します。
C複数の条件を指定する場合は@〜Bの設定を再度行い、
条件をそれぞれ設定すれば完成です。
([条件付き書式] →[ルールの管理] を選ぶと、下図の画面が開き、設定内容の確認や
条件の追加・編集・削除などを行うことができます。)
Excel2003までは、条件は最大3つまでしか設定できませんでしたが、
Excel2007からは、設定できる条件の数は無制限となりました。
Dまた、上記の方法の他、以下の手順で書式を設定することも可能です。
[条件付き書式] →[新しいルール] [新しい書式ルール] 画面の
[指定の値を含むセルだけを書式設定] を選び、画面下側でルールの内容を編集します。
[セルの値] と [次の値に等しい] を選び、「日」と値を入力して、「書式」ボタンをクリックして
[セルの書式設定] 画面を開き、[塗りつぶし] タブで「赤」を選択します。
■こういった使い方も
下の図のように、達成率が125%以上の場合はフォントが「太字」でセルを水色にし、
100%未満の場合はフォントを「太字斜体」でセルを赤にすることもできます。
                 
 条件1:[セルの強調表示ルール] [指定の値より大きい] [125] のときの書式を設定し、
 条件2:[セルの強調表示ルール] [指定の値より大きい] [100] のときの書式を設定します。
                 
※注意
Excel2007で条件付き書式を設定したファイルをExcel2003以前のバージョンで開く場合、
ファイル形式が異なるため、Excel2007からの条件付き書式機能は利用不可となります。
ご注意下さい。
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