「StiLL」Excel情報275  セル--入力規則第一弾 リストからの入力 Excel2007版
■セルにデータを入力したい時、「入力規則」の機能を使い、一覧から選択する方法をご紹介します。Excelのデータをリストとして活用できる便利な機能です。特定のデータを入力する場合などにとても役立ちます。 ☆対応方法:参照元となるデータを作成し、そのデータに名前を定義します。[データ]タブ→[データツール]→[データの入力規則]をクリックし、設定画面の[設定]タブ→[入力値の種類]で[リスト]を選択、[元の値]に[=(定義名)] と入力します。 ※ご注意下さい。参照元を設定するときに入力する「=」は、半角で入力してください。また、定義名を使わず、セルの値を参照する場合は、他のシートの値を参照できません。
今回は、バックナンバー038でご紹介した 「セル--入力規則第一弾 リストからの入力」
Excel2007版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー038】 セル--入力規則第一弾 リストからの入力
■下図のように、リストからデータを選んで選択できる方法のご紹介です。
@リストの一覧に表示される元のデータを作成します。
A@にて作成したデータを全て選択し、定義名(今回は「送付先」とします)を設定します。
セルに範囲名を定義する方法は、下記の2通りがあります。
1:該当セルを選択した状態で、[名前ボックス] に定義名を入力して確定します。
参考:    
定義名は数式バーの
名前ボックスにて  
確認することができます。
2:[数式]タブ→ [名前の定義]→ [名前の定義] をクリックして、[新しい名前] 画面で、
[名前] に定義したい名前、[参照範囲] にセルの範囲を指定します。
Bリストから選択できるようにするセルを選択し、[データ]タブ→[データツール] 内の
[データの入力規則] をクリックします。
C[データの入力規則] 画面が開きます。
[設定]タブ→[入力値の種類] で [リスト] を選択、[元の値] に [=送付先] と入力して[OK] をします。
参考:      
@[元の値]に、参照したい値を一つ一つ
コンマ区切りで入力することもできます。
 
     
       
       
A[元の値]に、「=A1:A4」のように
参照元のセルを指定することもできます。
しかしこの場合、他のシートは参照
できません。ご注意ください。  
 
     
       
       
注意:[元の値] の「=」は、必ず半角にしてください。
これで、定義名をつけたセルの内容を、リスト一覧に表示させることができます。
■入力時のメッセージ
セルを指定した時に、簡単なメッセージが表示されるように設定することができます。
[データの入力規則]画面→[入力時メッセージ]タブにて、[タイトル] に「メッセージ」、
[メッセージ] に「見積書の送付先を選択してください。」と入力します。すると、
下図のように、セルを選択した時に設定したメッセージが画面上に表示されます。
■エラーメッセージ
入力規則に設定したデータ以外の内容が入力された場合、エラーメッセージを表示させること
ができます。[データの入力規則]画面→[エラーメッセージ]タブにて、[スタイル] [停止] を選択、
[タイトル] に「エラー」、[エラーメッセージ] に「一覧より選択してください!」と入力します。
すると、リストに無いデータを直接入力した場合、下図のようなメッセージが表示されます。
■日本語入力
データを入力するときに、日本語入力システムを既定の入力モードに設定することができます。
[データの入力規則]画面→[日本語入力]タブにて、[オフ(英語モード)] を選択すると、
そのセルを選択した時、入力モードが自動的に直接モードになります。
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