「StiLL」Excel情報276  セル--入力規則第ニ弾 重複入力をチェックするプログラム
Excel2007版   (基本機能はExcel2003とほぼ同等)
■コード設定をする時など、値が重複して入力されないようにチェックする必要があります。重複入力をチェックするプログラムは、入力規則機能に関数を組み合わせることで簡単に設定することができます。この方法で入力のミスを減らすことができます。 ☆対応方法:COUNTIF関数を使います。セルC3からC35の重複入力をチェックする場合、セルC3を選択し[データの入力規則]設定画面→[設定]タブ→[入力値の種類]で[ユーザー設定]を選び、[数式]に「=COUNTIF($C$3:$C$35,C3)=1」と入力します。 ※ご注意下さい。入力規則をコピーする場合、COUNTIF関数の範囲を絶対参照にしないと、コピーをした時に参照範囲がずれてしまいます。
今回は、バックナンバー039でご紹介した 「セル--入力規則第ニ弾 重複入力をチェックするプログラム」
の Excel2007版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー039】 セル--入力規則第ニ弾 重複入力をチェックするプログラム
■下図のようなマスタ入力表にて、「店舗コード」の重複入力をチェックします。
(「店舗コード」を入力するセル範囲は C3:C35 とします)
@COUNTIF関数を使います。この関数は、条件を満たすセルの個数を求めるものです。
=COUNTIF(範囲,検索条件)
例えば、セルC3に「=COUNTIF(C3:C35,C3)」とすると、「セルC3からセルC35の中でセルC3と同じ
値のセルの個数を数えなさい」ということになります。
AセルC3を選択し、[データ]タブ→[データツール]→[データの入力規則] で設定画面を開き、
[設定]タブの [入力値の種類]→[ユーザー設定] を選択し、[数式] には
「=COUNTIF($C$3:$C$35,C3)=1」 と入力します。
(数式の「$」については、当メールサービスのバックナンバー:
「StiLL」Excel情報246  セル--セル参照3種類 Excel2007版  をご参照ください )
この数式の結果が「FALSE」(入力値と同じ値のセルが1以外)の場合、
重複してデータが入力されているということになり、エラーが表示されます。
B表示されるエラーメッセージの内容を設定することもできます。
上記と同様に「データの入力規則」の設定画面を出し、[エラーメッセージ]タブを選びます。
[スタイル] は「停止」を選択、タイトルには「エラー」、[エラーメッセージ] には
「入力した数値と同一のコードが既に入力されています。他のコード番号を入力して下さい。」
などと設定します。
Cそして、この入力規則を設定したC3のセルを、C4からC35までコピーします。
すると、同一のコードが入力された場合、設定したエラーメッセージが下図のように表示されます。
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