「StiLL」Excel情報279  セル--条件付き書式設定応用編第ニ弾応用事例 Excel2007版
■今回は、Excelを使ってプロジェクト管理表を作成する方法のご紹介です。開始日と終了日を入力すれば、該当する期間のセルの色が変わり、一目でプロジェクトの期間を知ることができます。Excelで、進捗状況を管理してみましょう。 ☆対応方法:まず、プロジェクト管理表をExcelで作成します。そして、[ホーム]タブ→[スタイル]→[条件付き書式] を選択し、[次の数式を満たす場合に値を書式設定] を選んで数式を設定します。(数式については本文を参照してください) ※ご参考までに。数式でセルを絶対参照する方法について詳しくは、当メールサービスのバックナンバー:「Excel情報246  セル--セル参照3種類 Excel2007版」をご参照ください。
今回は、バックナンバー042でご紹介した 「セル--条件付き書式設定応用編第ニ弾応用事例」 の
Excel2007版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー042】 セル--条件付き書式設定応用編第ニ弾応用事例
■下図のように、「開始日」から「完了日」までの期間が自動的に色付けされる
プロジェクト管理表を作成します。
@まず、上図のような表を作成します。日付項目部分は、[セルの表示形式] を以下のように設定します。
  セル 表示形式(分類) 表示形式(種類)
年月 E2〜T2 日付    2001/3/1
E3〜T3 ユーザー定義  d  
月日 C4D6 日付    3/14  
A次にセルE4からT6に、条件付き書式の設定を行います。まずセルE4を選択した状態で、
[ホーム]タブ→[スタイル]内→[条件付き書式]をクリック→[新しいルール] を選択し、
設定画面で [数式を利用して、書式設定するセルを決定] を選び、画面下に出る
[次の数式を満たす場合に値を書式設定] の欄に、数式「=AND($C4<=E$3,$D4>=E$3)」を入力します。
B[書式] ボタンをクリックして [セルの書式設定] 画面を開き、数式の条件を満たした場合
(セルの年月日が、同じ行に入力された「開始日」から「完了日」の期間内に該当する場合)
に、セルに表示させる書式(上の例では黄色)を設定し、[OK] をクリックします。
C[条件付き書式]を作成したセルE4を、セルT6までコピーします。これで完成です。
※数式をコピーする場合、「$(絶対参照)」を使うことで、セルのコピーが行いやすくなります。
  「絶対参照」については、当メールサービスのバックナンバー「セル参照3種類」をご参照ください。
  「StiLL」Excel情報246  セル--セル参照3種類 Excel2007版
■Excel2003とExcel2007で作成した条件付き書式について
Excel2003で作成した「条件付き書式」を設定したファイルをExcel2007で開いた場合は
[互換モード] となり、そのまま動作します。
Excel2007(.xlsx)で作成した「条件付き書式」を設定したファイルをExcel2003で開こうとした場合、
ファイルが変換され、その次に条件付き書式について、互換性などの注意メッセージが表示されます。
Excel2003には無い条件付き書式の機能を設定していた場合などは、その機能は動作しません。
ご注意ください。
Excel2007の条件付き書式機能について、詳しくは下記バックナンバーをご参照ください。
  「StiLL」Excel情報217  Excel2007に関する情報--条件付き書式
「StiLL」Excel情報264  データ--ピボットテーブル作成 Excel2007版  -2
「StiLL」Excel情報269  セル書式--条件付き書式基本機能 Excel2007版
Copyright(C) アイエルアイ総合研究所 無断転載を禁じます