「StiLL」Excel情報285  データ--外部データベースからのデータ取り込み Excel2007版
■今回は外部データベースのデータをExcelに取り込む方法をご紹介します。データベースのデータを取り込み、そのデータをExcelで分析する。そんなときにぜひご活用ください。 ☆対応方法:まず、ODBCの設定を行います。[ODBCデータソース]にて、データソース名やデータベースを設定します。そして、メニューバーの[データ]→[外部データの取り込み]から取り込むデータを設定していきます。 ※ご参考までに。Excel2007以降のバージョンでは、取得した表に自動的に書式スタイルが設定されます。スタイルは後から変更可能です。
今回は、バックナンバー048でご紹介した データ--データベースデータの取り込み」 の
Excel2007版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー048】 データ--データベースデータの取り込み
■ODBCの設定
データベースのデータを取り込む前に、まずODBCデータソースの設定をする必要があります。
Windowsの [スタート]→[コントロールパネル]→[管理ツール]→[データソース(ODBC)]
を選択します。
[ユーザーDSN]→[追加] を選択し、データソース名やデータベースを設定します。
(今回は例としてMicrosoft Accessで作成した「サンプルデータ2010」を設定します
■データベースのデータを取り込む
@[データ]タブ→[外部データの取り込み]→[その他のデータ ソース] を選択します。
[Microsoft Query] を選択します。
A「データ ソースの選択画面で、先ほど設定したODBCデータソース
(今回の例では「サンプルデータ2010」)を選択して、[OK]を選択します。
B「クエリ ウィザード - 列の選択 」画面で、取り込むデータを選択します。
テーブル「○○」から、取り込みたい項目「××」を選択していきます。
C「クエリ ウィザード - データの抽出 」画面で、抽出するデータの条件を設定します。
例えば、単価が「>=10,000」のものというように選択します。
(下図では、価格が500.0以下のデータを抽出するように条件を設定しています)
D「クエリ ウィザード - 並び替え順序の設定 」画面で、取り込むデータを並び替える方法を指定します。
例えば、「価格」を最優先に昇順に並べるというように選択します。
注意:指定できる並び替えるキーの列は、最大3つまでです。
E「クエリ ウィザード - 完了 」画面で[Microsoft Office Excel にデータを返す] を選択し、[完了] します。
F「データのインポート」画面で、データの取り出し先を設定します。
例えば既存ワークシートの「Sheet1!A1」(シート「Sheet1」のセル「A1」)というように選択します。
データが取得されました。(2007以降のバージョンでは、取得した表には
自動的に書式スタイルが設定されます。スタイルは後から変更可能です)
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