「StiLL」Excel情報294  関数--MID関数
■文字列の右や左端から指定した文字数を取得する場合は、LEFT関数やRIGHT関数で取得できますね。そして、文字列の指定した位置から任意の文字数を取得する場合は、MID関数を使用します。今回は、シート名をMID関数を用いて取得する方法のご紹介です。 ☆対応方法:MID関数は「=MID(文字列、開始位置、文字数)」と指定します。 ※ご注意下さい。例えば年月日のデータから月のみをMID関数を使用して取得したい場合、文字列の長さが一意である必要があります。
今回は、バックナンバー060でご紹介した 関数--MID関数
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
Excel2007では本作成方法と同等です。
【バックナンバー060】 関数--MID関数
■MID関数とは
MID関数は、文字列の任意の位置から指定された文字数の文字を返します。MID関数では、半角と
全角の区別なく1文字を1として処理が行われます。
例えば、下図のようにセルB3にある年月日のデータを"年/月/日"と表示したい場合、
MID関数を使うと表示できます。
■シート名を取得する
シートの名前を取得しましょう。
ファイル名・シート名がセルC2のような場合、ファイル名の"]"以降の文字がシート名ですので、
ここでMID関数を使い、シート名を取得します。
"]"の位置の次の文字からがシート名となるので、「=MID(C2(対象文字列),FIND("]",C2)+1
(開始位置),31)」で取得できます。
"]"の位置は、「FIND("]",(対象セル))」で取得しています。
参考:
シート名は最大31文字です。
Copyright(C) アイエルアイ総合研究所 無断転載を禁じます