「StiLL」Excel情報299  セル--セルの書式設定
■今回は、セルの書式設定でも、セルの処理最大桁数について、文字の配置について、下線と下線(会計)の相違点、そして罫線の構造についての計4点のご紹介です。 ☆対応方法:数字の表示は、15桁までとなります。それ以降は、自動的に0となります。罫線を指定したセルをコピーして張り付けると、罫線もコピーされますが、罫線を指定したセルに隣接するセルをコピーして貼り付けても、罫線はコピーされません。 ※ご注意下さい。数式の入っているセルの表示形式を文字列にしてしまう(もしくは表示形式が文字列のセルへ数式をコピーする)と、計算結果ではなく、数式がそのまま表示されてしまいます。
今回は、バックナンバー065でご紹介した 「セル--セルの書式設定
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
Excel2007では本作成方法と同等です。
【バックナンバー065】 セル--セルの書式設定
■セルの最大処理桁数
セルの処理できる桁数は最大15桁(100兆)となります。16桁(1000兆)以上の値は、自動的に
下位の値が0になってしまいます。
注意:
12桁以上の数字は、自動的に指数のような形で表示されます。この値を入力どおりに表示したい
場合は、表示形式を文字列にします。
注意2:
数式の入っているセルの表示形式を文字列にしてしまう(もしくは表示形式が文字列のセルへ
数式をコピーする)と、計算結果ではなく、数式がそのまま表示されてしまいます。
この場合は、表示形式を標準にしてから、そのセルを一度編集状態にする必要があります。
■文字の配置
セルに入力する文字を、頭の一文字分を空けたい場合、スペースを入れなくても、文字の配置で
対応できます。頭の一文字空けたいセル上で右クリック→[セルの書式設定]→[配置]を選択し、
[インデント]を「1」にします。
すると、文字が左詰めとなり、指定した文字数分だけ頭の文字数が空白となります。
■下線と下線(会計)の相違点
セルの書式設定のフォントでの下線の「下線」と「下線(会計)」や「二重下線」と「二重下線(会計)」
の違いについてです。
下図のように、文字に下線を選択すると、その文字分だけ下線が引かれます。しかし、文字に
下線(会計)を選択すると、セル全体に下線が引かれます。
しかし、数字に対しては、下線でも下線(会計)も表示は同じです。
(二重下線も同様です)
■罫線の構造
罫線を含むセルをコピーして貼り付け、罫線は必要なかったのに・・・なんて経験ありませんか?
下図のように、セルB2には外枠太罫線が引いてあります。(セルC2には罫線はありません)
セルB2をB4へ、セルB3をD4へコピーすると以下のようになります。
セルC2の左側の罫線は、コピーしても引き継がれませんでした。つまり、この外枠太罫線は
セルB2で設定したものであり、セルC2では設定していないと認識しているからです。
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