「StiLL」Excel情報307 Excel基本--シート・セルの表現方法
■今回ご紹介するのは、シートやセルにちょっとした工夫を入れることで、Excelでの表現力をアップさせる方法です。 ☆対応方法:ブック内のシートのには@フォームとなるもの、A基礎データを集めたもの、B外部データ取得用のシート、そして場合によってはC印刷用のシートを用意しておくことをお勧めします。この構成で、シートやセルをデザインしていきます。 ※ご注意下さい。セル内改行してあるセルをコピーしても、セルの高さや幅はコピーされません。
今回は、バックナンバー073でご紹介した Excel基本--シート・セルの表現方法
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー073】 Excel基本--シート・セルの表現方法
Excel2007では本作成方法と同等です。
■シートの構成
Excelにて入力表等を作成する場合、ブックのデザインは以下のようなシート構成に
することをお勧めします。
[フォーム]・・・入力や参照をするフォームとなるシートです。
[ワーク]・・・基本となるデータなどを、集めておくシートを用意します。
[ダウンロード]・・・データベースなどの外部データを取得する際、専用のシートを用意します。
[印刷]・・・印刷用のフォームを別途作成する場合に使用します。
(フォームと印刷画面が異なる場合)
集計表を作成する場合は、以下のシートを加えることをお勧めします。
[基礎データ]・・・基本となる言葉やデータ等を集めたシートで、他のシートからそれらのデータを
リンクし、反映させます。
[データ]・・・集計用の明細データを表示するシートです。
■シートのデザイン
@横のスクロールはできる限り避ける
表示するデータの量にもよりますが、横のスクロ−ルはできる限り避けましょう。
シートが非常に見づらくなります。
A開始行列は空ける
開始行列(1行目やA列)から表を作成すると、罫線が見えません。開始行列は、空けて
おき、表に余裕を持たせましょう。
画面表示を参照する際、表のバランスがよくなります。
「年月日」列の左側の罫線があるのかないのかが、これでは分かりません。
A列を空けておけば、「年月日」列の左側の罫線が分かります。
B最終列の次の列の幅も小さくしておく
最終列の次の列の幅を小さくしておくことで、画面表示の自動移動を制御できます。
例えば下図のような、M列が最終列のデータがあります。N列が画面表示上一番右にある
場合、画面が自動的にスクロールしてしまいます。
最終列の次の列の幅を小さくすると、これを防ぐことができます。
Cウインドウ枠を固定する
ウインドウ枠を固定することで、スクロールを制御できます。
(詳しくは、当メールサービスのバックナンバー272を参照下さい)
■セルのデザイン
[セルの書式設定]・・・形や色、そして大きさを整えます。
[条件付き書式]・・・条件によって書式を変化させます。
(設定方法は、当メールサービスのバックナンバー269、278〜280を参照下さい)
セルの書式については、当メールサービスのセルやセル書式に関するバックナンバーを
参照下さい。
[入力規則]・・・入力ミスを無くす、対話型入力ガイドの設定等します。
(設定方法は、当メールサービスのバックナンバー275〜277を参照下さい)
注意:
セル内改行してあるセルをコピーしても、セルの高さや幅はコピーされません。
別途調節する必要があります。
(詳しくは、当メールサービスのバックナンバー282を参照下さい)
バックナンバーは下記よりご参照ください。
http://www.still.co.jp/excel/ems.html
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