「StiLL」Excel情報308  Excelテンプレート--可変データを参照する管理表
■今回ご紹介するものは、当メールサービスの読者の方から頂いたリクエストをテンプレートにしたものです。検索項目が可変し、それに対応する形で、検索結果が表示される表になっています。 ☆対応方法:ポイントは、INDIRECT関数とADDRESS関数を使用した名前の定義です。選択された項目が変更されると、定義された範囲も変更されます。 ※ご注意下さい。数式を使い定義された範囲は、名前ボックスには表示されません。
今回は、バックナンバー074でご紹介した Excelテンプレート--可変データを参照する管理表
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー074】 Excelテンプレート--可変データを参照する管理表
Excel2007では本作成方法と同等です。
■使用方法
フォームシートにある項目選択コンボボックスを使い、項目を一覧より選択します。
すると「商品名」、「得意先名」、「社員名」が連動して、表の項目名や検索コンボボックスの一覧が変化します。
検索コンボボックスの一覧から選択された項目の内容が表に表示されます。
■それぞれのシートについて
@データ
フォームの参照元となる「商品」、「得意先」、「社員」データがあります。
定義名が数式によってつけられています。
(データに定義名をつける方法は、当メールサービスバックナンバー275を参照下さい)
Aワーク
セルC5とC11が、フォームにあるコンボボックスのリンク先となっています。
(コンボボックスの使い方については、当メールサービスバックナンバー255を参照下さい)
一覧(セルC7)・検索データ(セルC12)は、定義に使われる範囲を表示させています。
(条件判断のIF関数については、当メールサービスバックナンバー270を参照下さい)
Bフォーム
データの検索、そして表示をするシートです。
表のセルC10はINDEX関数を使用し、セルC11〜C13はIF関数を使用しています。
表のセルD10はINDEX関数を使用し、セルD11〜D13はVLOOKUP関数を使用しています。
しかし、値がないところもあり、値が「0」として表示されてしまいます。
このような場合には、IF関数を使って値がない場合は何も表示させないようにする必要があります。
(コンボボックスの作成方法については、当メールサービスバックナンバー295を参照下さい)
バックナンバーは下記よりご参照ください。
http://www.still.co.jp/excel/ems.html
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