「StiLL」Excel情報316  データ--集計
■今回ご紹介するExcelの集計機能は、リストから小計や総計を自動的に計算し、挿入してくれる機能です。また、画面左側にアウトラインが表示され、それぞれがワンボタンで参照することができます。 ☆対応方法:集計を行う前に、データが集計する単位で並べられていることを確認します。そしてデータのあるセルを選択した状態で、[データ]→[小計]を選択し、集計の設定を行い[OK]します。 ※ご注意下さい。集計を行うには、まず集計する単位で並べ替えを行う必要があります。
今回は、バックナンバー081でご紹介した データ--集計
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー081】 データ--集計
Excel2007では本作成方法と同等です。
■集計を表示する
以下のような受注データがあります。
このデータを得意先ごとに集計し、以下のように得意先ごとの受注金額の小計を表示します。
■得意先ごとに並び替える
Excelの並べ替え機能を使い、得意先ごとに並び替えます。データがあるセルを選択した
状態で[データ]→[並べ替え]を選択します。
最優先されるキーは「得意先名」を選択して[OK]します。
■集計
次に集計を行います。データのあるセルを選択した状態で、[データ]→[小計]を選択します。
集計の設定を行います。
「グループの基準」・・・集計を行う列を一覧より選択します。
「集計の方法」・・・集計する方法を一覧より選択します。合計やデータの個数、平均などがあります。
「集計するフィールド」・・・集計を表示する項目にチェックします。
「現在の小計をすべて置き換える」・・・既存の集計を新しい設定の集計に置き換えます。
「グループごとに改ページを挿入する」・・・集計するグループごとに改ページ(印刷時に次の
                          ページに印刷されること)を挿入します。
「集計行をデータの下に挿入する」・・・小計行や総計行をデータの下に挿入します。
上図のように設定を行い[OK]します。
すると、下図のように左側に「1,2,3」(アウトラインといいます)というボタンができ、
このデータの構造を確認できます。
「1」をクリックすると、総計が表示されます。
「2」をクリックすると、各得意先ごとの計が表示されます。
「3」では明細が表示されます。
参考:
アウトラインを削除したい場合は[データ]→[アウトライン]→[グループ解除]→[アウトラインの
クリア]を選択します。
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