｢StiLL｣Excel情報319 データ--並べ替え

■今回は、データを指定した順に並べ替える方法のご紹介です。数値順、アルファベット順、かな順、そして日付順といったものを、昇順/降順に設定できます。また、並べ替えの条件は、複数設定できます。

☆対応方法：並べ替えをするデータをアクティブにし、[データ]→[並べ替え]を選択します。キーや昇順/降順といったものを設定し、[OK]します。なお、キーがひとつでオプションの設定をしない場合は、リボンメニューに同様の機能があります。

※Excel2007からは、キーを64レベルまで設定できます。またフォントの色、セルの色、セルのアイコンによって並べ替えをすることができます。

今回は、バックナンバー084でご紹介したデータ--並べ替え

の Excel2010版をご紹介します。

※

Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。

Excel2007では本作成方法と同等です。

■データの並べ替え

以下のデータがあります。

このデータを、金額の昇順（※）に並べ替えます。

※昇順・・・数値は小さい順に、アルファベットはAから順に、かなは"あ"から順に、日付は

古い順に並べ替えられます。なお、逆は「降順」となります。

①並び替えをしたいデータがあるセルを選択し、リボンメニューの[データ]→[並べ替え]を選択

します。

②<最優先されるキー>に「金額」の「昇順」を設定し「OK」します。

以下のように、金額の昇順に並べ替えられました。

■複数の条件で並べ替え

並べ替えの条件を追加、削除する場合は「レベルの追加」「レベルの削除」を押します。

「レベルのコピー」をすると、選択している条件を複製して条件を追加できます。

参考：

並び替えをする際のキーはExcel2007から64レベルまで指定できるようになりました。

Excel2003以前の場合、複数条件で指定できるキーは３つまでです。

■書式で並べ替え

Excel2007から追加された機能として、フォントの色やセルの色、セルのアイコンセットで

並べ替えることができます。

下図はセルの色での並び替えの設定と並び替え結果です。

参考：

ひとつのキーで並べ替える場合で、なおかつオプション（後述）の設定を行わない場合は、

リボンメニューに同様の機能のボタンがあります。

■並べ替えのオプション

並べ替えを行う際、オプションを選択すると以下のダイアログが表示されます。

並べ替えを行う際の、より細かい設定をこちらで行うことができます。

※「ふりがなを使う」設定にしている時、データに「ふりがなが設定されているもの」と

　　「ふりがなが設定されていないもの」が混在していると意図している結果と異なる場合があります。

下図は「ふりがなを使う」設定にしておりコンタクト先名で並べ替えた例です。

注意：コピーした文字と入力した文字が混在した場合、

　　　　コピーした文字にはふりがながないため、上記の現象が起こります。

ふりがなの詳細については、当メールサービスのバックナンバー317を参照下さい。

バックナンバーは下記よりご参照ください。