「StiLL」Excel情報331  セル--入力後のセルを移動する方向
■Excelで入力をしていて、Enterキーを押したら右方向にいってほしいのに、下方向に行ってしまうので入力が面倒くさいということがありませんか?この移動方向は設定できます。また、入力範囲を指定することで、移動範囲の指定もできます。 ☆対応方法:入力後にセルを移動する方向は、[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]→[Enterキーを押した後にセルを移動する]にて、上下左右の四方より選択できます。また、TabキーやShiftキーなどの操作で、指定した方向へ移動することもできます。 ※ご注意下さい。これらはあくまでもセルにて行った場合です。テキストボックス等のオブジェクト内に文字列を入力する場合の移動方向は、[テキストの方向]に準じます。又、この設定は共有はできません。
今回は、バックナンバー099でご紹介した セル--入力後のセルを移動する方向
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー099】 セル--入力後のセルを移動する方向
Excel2007では本作成方法と同等です。
■入力後のセルの移動方向
入力後にセルを移動する方向については、リボンメニューの[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]→
[Enterキーを押した後にセルを移動する]にて、上下左右の四方より選択できます。
■キー操作による移動方向
キーの操作にて、指定した方向へ移動することができます。方法は以下のとおりです。
@Enter
セルの入力を確定し、上の[Enterキーを押した後にセルを移動する]にて設定した方向へ
移動します。
AShift+Enter
セルの入力を確定し、上の[Enterキーを押した後にセルを移動する]にて設定した方向と
逆の方向へ移動します。(つまり@と逆の方向です)
BTab
セルの入力を確定し、右へ移動します。
CShift+Tab
セルの入力を確定し、左へ移動します。
注意:
これらはあくまでもセルにて行った場合です。テキストボックス等のオブジェクト内に文字列を
入力する場合の移動方向は、[テキストの方向]に準じます。
■範囲を指定して移動
連続しない範囲を移動して入力する場合、あらかじめ移動範囲を選択することで入力が便利
になります。
例えば、下図にて入力項目「受注金額」と「担当社員名」を入力していく場合、あらかじめ移動
範囲(例ではセルF3からG12)を選択しておくと、EnterキーやTabキー等を押しても、その範囲
でしか移動しません。
注意:
「↑」等の十字キーを押しますと、選択した範囲が解除されてしまいます。
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