「StiLL」Excel情報335   関数--MATCH関数
■今回ご紹介するMATCH関数は、範囲の中で検索値の位置を調べるための関数です。INDEX関数と組み合わせることで、例えば製品の機能と種類がある表から、結果を出すことができます。 ☆対応方法:MATCH関数の引数は、「検索値」、「検索範囲」、「照合の型」となります。照合の型は「0」だと検索値と一致を、「1」だと検索値以下の最大値を、「-1」だと検索値以上の最小値を検索します。 ※ご注意下さい。MATCH関数では検索値が複数ある場合、検索範囲の上端もしくは左端から数えて、最初の番号が表示されます。しかし、ADDRESS関数などを使うことで、検索値が2つあっても2つ目の値の位置を出せます。
今回は、バックナンバー102 でご紹介した 関数--MATCH関数
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー102】 関数--MATCH関数
Excel2007では本作成方法と同等です。
■MATCH関数とは
MATCH関数は、範囲の中で検索値の位置を調べるための関数です。
例えば、以下のような場合では・・・
範囲「B4からF4」の中で、「180」と「一致するセルは何列目かが分かります。
INDEX関数と組み合わせることで、次のようなことができます。
下の図にて、製品の種類と機能を表した表があります。
種類と機能を入力すると、その結果が自動的に表示できるようにします。
Index関数は、「範囲」の中で「何行目」、「何列目」の値は何か表示する関数なので、
この「何行目」、「何列目」にMATCH関数を使います。
■範囲に検索値が二つある場合
MATCH関数では検索値が複数ある場合、検索範囲の上端もしくは左端から数えて、
最初の番号が表示されます。
もし、同じ検索値が二つあった場合、ADDRESS関数を使うことで二つ目の検索値の
位置を表示できます。
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