「StiLL」Excel情報337  データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -3
■Excel2010を利用した「ピボットテーブル」の便利な機能や、様々な分析方法などをお伝えするシリーズの第3回目です。今回は、ピボットテーブルを利用した「ドリルダウン」についてご紹介致します。 ☆対応方法:詳細を知りたい部分の数値を右クリックして[詳細の表示]をクリック(または数値部分を直接ダブルクリック)すると、数値の元となっている明細データが、別シートに作成されます。 ※ご参考までに。もしも詳細データが表示できない場合は、[ピボットテーブルオプション]ダイアログ→[データ]タブ内の[詳細を表示可能にする]にチェックが入っているかをご確認ください。ここにチェックが入っていないと詳細表示が行えません。
「ピボットテーブル」の便利な機能や様々な分析方法などをご紹介するシリーズの3回目です。
今回は、ピボットテーブルを利用した「ドリルダウン」についてご紹介致します。
前回の内容は下記バックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー334】 データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -1
【バックナンバー336】 データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -2
■ドリルダウン
「ドリルダウン」とはデータ分析を行なう際に利用される手法の1つで、
集計データの集計レベルを掘り下げ、確認対象を詳細データへと絞り込んでいく
操作のことをいいます。
例えば、「年度ごと」に集計した売上高を「月別」→「日別」へ集計し直し、
より詳細なデータを参照していく操作がこれにあたります。
■ピボットテーブルのドリルダウン分析
下図は前回のメールサービスで作成したピボットテーブルです。
「営業本部」の12月分データについて
データの詳細を確認してみましょう。
方法は簡単です。
詳細を確認したいデータの数値部分を右クリックして、メニューから [詳細の表示] をクリックします。
または、数値部分を直接ダブルクリックします。
すると、数値の元となっている明細データが
別シートに作成され、
詳細を確認することができます。
また、このように詳細を全て表示するのではなく、
例えば、現在のピボットテーブルを、日付ごとに集計したデータが表示されるようにして
内容を参照できるようにしてみましょう。
12月の売上高を日付ごとに表示できるようにする場合、
行ラベルの「12月」部分を右クリックして、メニューの[展開/折りたたみ] から [展開] を選びます。
[詳細データの表示] という画面が出ます。
今回の場合、「年月日」というフィールドが日付データの入った項目名なので、
「年月日」を選び [OK] をクリックします。
(右クリックメニューから選ばずに
行ラベルの月名部分をダブルクリックして
直接左図の画面を開くこともできます)
下図のように、日付ごとに集計されたデータが表示され、詳細を確認できるようになりました。
各月の左にある「+」「-」をクリックすると、日付別集計データの
表示・非表示を切り替える事ができます。
元に戻す場合は、
[ピボットテーブルのフィールドリスト] にて
[行ラベル] から「年月日」フィールドを外します。
(ドラッグで戻すか、上部のフィールドリストの
「年月日」のチェックを外せば戻ります。)
このように、ピボットテーブルから様々な詳細の参照を簡単に行うことができます。
参考: もしも詳細データが表示できない場合は、ピボットテーブルを右クリックして
[ピボットテーブルオプション] を選び、開いた画面の [データ] タブ内の
[詳細を表示可能にする] にチェックが入っているかをご確認ください。
ここにチェックが入っていないと詳細表示が行えません。
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