「StiLL」Excel情報339  データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -番外編
■Excel2010を利用した「ピボットテーブル」の便利な機能や、様々な分析方法などをお伝えするシリーズの番外編です。今回は、ピボットテーブルをより便利に使うための機能についていくつかご紹介致します。 ☆対応方法:[単位を変更する]では、千円単位や百万円単位での表示法を。[エラー値を消す方法]や[異常値の検出]などの解説につきましては、本文をご参照してください。 ※ご参考までに。Excel2010でのピボットテーブル作成方法はバックナンバー334で、詳細を確認する分析「ドリルダウン」につきましてはバックナンバー337でご紹介しています。ぜひご参照ください。  
「ピボットテーブル」の便利な機能や様々な分析方法などをご紹介するシリーズの番外編です。
今回は、ピボットテーブルをより便利に利用するための機能についてご紹介致します。
前回の内容は下記バックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー334】 データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -1
【バックナンバー336】 データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -2
【バックナンバー337】 データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -3
【バックナンバー338】 データ--ピボットテーブル作成 Excel2010版  -4
■単位を変更する。
ピボットテーブルで、扱っているデータの数字が大きくなった場合は、見やすくします。
設定したいセルを選択して、右クリックのメニューから[セルの書式設定]を選択。
例えば、「100,000,000」というデータを「100,000」といったように、
千円単位で表示することが可能です。
@設定範囲の選択
Aセルの書式設定を選ぶ。
B[セルの書式設定]-[表示形式]タブ-[ユーザー定義]-[種類]で、
  「#,##0;[赤]-#,##0」を選んで、「0」の後にそれぞれ、「,(カンマ)」を追加と入力する。
  ※追加するカンマが1つのときは千単位、2つだと百万単位にできます。
C表の端に、単位を記入して完成です。
■ピボットテーブル内のエラーの消し方
ピボットテーブルの中で、エラーが出たりした場合、
通常は、数式にISERROR関数などを使って表示しないようにします。
ですが、ピボットテーブルではそれが出来ません。
そこで、オプションからエラーが出た場合の処理について決めることが出来ます。
@ピボットテーブルを選択して、右クリックから、
[ピボットテーブル オプション]を選択する。
A[ピボットテーブルオプション]-[レイアウトと書式]タブ-[書式]の
  「エラー値に表示する値」のチェックボックスにチェックを入れる。
  エラー値が出ているセルに、何も表示しない場合は、空白のままに。
  エラー値が出ているセルに、「0」や「ERROR」など表示させる場合は、それを入力。
  同じように、空白セルに、任意の表示をさせることが出来ます。
■異常値の検出
ピボットテーブルで、ワースト3やノルマ未達成の抽出が可能です。
【ワースト3の抽出方法】
@ワースト3を出す場合、ピボットテーブルのフィルタドロップダウンリストボックスから
 「トップテン」機能を利用する。
 ※今回は、ワースト3支店を抽出してみます。
A[値フィルタ]-[トップテン]を選択する。
B[トップテンフィルタ]ダイアログで、左から2番目を「下位」に、3番目に「3」と入力する。
  4番目は「項目」を選択する。
Cワースト3が抽出できました。
 同様の手順で、トップ○位も抽出可能です。
【ノルマ未達成の抽出】
@ノルマ未達成の抽出は、ピボットテーブルのフィルタドロップダウンリストボックスから
 「指定の値以下」機能を利用します。
A[値フィルタ]ダイアログで、左から1番目は、「合計/売上金額」を選択し、
2番目に「ノルマの金額」を入力します。
B指定金額以下の支店が、表示されます。
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