「StiLL」Excel情報341  基本--Excel2010 新機能 スパークライン・スライサー・条件付き書式・タブ作成
■Excel2010になって便利になった機能や追加された新たしい機能についてご紹介致します。 ☆対応方法:スパークライン:セル内にグラフを表示することができます。スライサー:フィルターの内容を一瞬で把握可能になります。条件付き書式:Excel2007からより表現豊かになりました。詳細は、本編をご参照ください。 ※ご参考までに。
Excel2010の新機能ですので、2007以前のExcelで実行しても一部動かない場合・ファイル自体開かない場合がございますので、ご注意ください。
 
Excel2010になって便利になった機能や追加された新たしい機能についてご紹介致します。
■スパークライン
Excel2010より追加された新機能 スパークラインの紹介です。
スパークラインを利用することで、1つのセル内にグラフを表示することが可能です。
利用すると、データの傾向を簡単に把握するのに便利になります。
@傾向を把握したいデータを用意して、スパークラインを表示するセルを選択する。
A[挿入]タブで「スパークライン」の中から[折れ線]を選択する。
B[スパークラインの作成]ダイアログが表示されるので、
 [データ範囲]欄に傾向が知りたいデータの範囲を入力する。
 [場所の範囲]欄には、@で選択した範囲が自動で入力されていることを確認して[OK]を選択する。
スパークラインの完成です。
さらに、折れ線グラフだけではなく、「縦棒」「勝敗」といった表示も用意されています。
また、行列の幅を調節することで、グラフの大きさも調整が可能です。
●「縦棒(棒グラフ)」の例 ●幅を広げて表現した例
■スライサー
Excel2010より追加された新機能 スライサーの紹介です。
スライサーを使えば、ピボットテーブルで集計しているデータの中から、
必要な情報をより手軽に見つけ出すことが可能です。
@初めに、分析したいデータでピボットテーブルを作成する。
※ピボットテーブル作成については、【バックナンバー334】 をご覧ください。
ピボットテーブルを作成!
Aピボットテーブル内をクリックし、選択状態にします。
 [ピボットテーブルツール]リボンが表示されるので、[オプション]タブ‐[スライサー]を選択する。
B[スライサーの挿入]ダイアログが表示されるので、フィルターを利用したい項目にチェックを入れる。
 今回は、「担当者」「得意先」「商品名」でフィルターを利用するので、選択します。
C下記のように、スライサーが表示されます。
Dスライサーを利用することで、従来はフィルターがかかっている内容はドロップダウンリストを展開しないと
 分からなかったところ、フィルターを利用している設定が一瞬で把握できるようになりました。
 下記は、[得意先]で「前田商店」以外を、[商品名]で「キーボード」だけを絞りこんだ例です。
※複数項目選択する場合は、[Ctrl]を押しながら選択します。
■条件式付き書式
Excel2007で設定し易くなった条件付き書式ですが、Excel2010で、使い便利になった機能の紹介です。
件付き書式で、グラデーションと単色を使い分けし易くなりました。
また、セルに軸を設定し、正の値と負の値のグラフを分け表示が可能になりました。
■新しいタブの作成
Excel2010より、オリジナルタブを作成することが可能になりました。
@タブ上にマウスを持ってきて、右クリックします。
 メニューより、[リボンのユーザー設定]を選択します。
A[Excelのオプション]が表示されるので、右下の[新しいタブ]を選択います。
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B[新しいタブ]という項目が追加されます。
C[新しいグループ]に、Aの画面左側から任意で必要なコマンドを選択し追加します。
D[新しいタブ]および[新しいグループ]の名前を、ユーザーの任意な名前に変更しておきます。
E[OK]をクリックすると、オプションが終了して、新たにオリジナルタブが表示されるようになります。
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