「StiLL」Excel情報348  関数 -- RANK/LARGE関数
■順位を求める場合、今回ご紹介するRANK関数で求めることができます。例えば、各営業担当者の売上実績金額がある表にて、RANK関数で順位をすぐに求めることができます。また、第N位の売上金額は、LARGE関数で求めることができます。 ☆対応方法:RANK関数は、順位を求めたい数値、範囲、そして順序を指定することで求めることができます。また、LARGE関数は、その範囲と求めたい順位を指定します。 ※参考までに。RANK関数にて順位を求める指定をする際、あらかじめ範囲を絶対参照にしておくことで、その数式をコピーした際の範囲がずれることがありません。
※・・・下の表で使用している関数は、「サンプル」シートで試していただくことができます。
今回は、バックナンバー108でご紹介した -- RANK関数
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー108】 関数 -- RANK関数
Excel2007では本作成方法と同等です。
■RANK関数とは
RANK関数は、大きなほう、小さなほうなどから何番目かの順位を求める事ができます。
下図のような、営業成績表から売上金額の順位を調べます。
営業成績表からD列に、順位を求めます。順位を求めるには、RANK関数を使います。
例えば、正門さんの順位をセルD6に求める場合は、「=RANK(C6,$C$6:$C$16,0)」とします。
すると、営業部第一課での営業成績の順位が求められます。
この数式を下方向へコピーすることで、全営業担当者の順位も求められます。
 ※範囲に含まれる文字列、論理値、空白セルは計算対象外です。
■N番目に大きな成績を求める
指定した範囲内で、N番目に大きな値を求めるにはLARGE関数を使います。
(なお、逆にN番目に小さな値を求めるにはSMALL関数を使います)
例えば、1位の売上金額を求めるには、下図の数式にて求めることができます。
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