「StiLL」Excel情報351 データ--区切り位置
■一つのセルに表示されている、取引先番号と取引先名を別々のセルに表示したい。そのような時、今回ご紹介する[データの区切り位置]がお役に立ちます。この機能で、取引先番号と取引先名を別々のセルに分けることが出来ます。 ☆対応方法:メニューバーの[データ]から[区切り位置]を選択します。[区切り位置指定ウィザード]のダイアログが表示されますので、指示に従い項目を選択していきます。 ※今回ご紹介する方法は文字数で区切る位置を設定しますので、区切る文字数が異なる際には、注意が必要になります。
今回は、バックナンバー111でご紹介した データ--区切り位置
のExcel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー111】 データ--区切り位置
Excel2007では本作成方法と同等です。
■取引先一覧から取引先番号と取引先名を別々のセルに分ける。
例えば、下図のような取引先一覧から取引先番号と取引先名を別々のセルに分けます。
まず始めに、A列とB列の間に列を1行を挿入します。
B列を選択して右クリックをし、[挿入]を選択します。
次にセルA2からA9までを選択して、メニューリボンの[データ]から[区切り位置]を選択します。
区切り位置指定ウィザードのダイアログボックスが表示されるので「スペースに〜」を選択して、
「次へ」を押します。
取引先番号と取引先名の間をクリックして区切り位置を示す矢印を表示させて、「次へ」を押します。
※間違った位置に矢印を挿入した場合、その矢印上でダブルクリックをすれば消すことが出来ます。
データのプレビューで区切り位置を確認します。区切られた位置の左側がA列、右側がB列へ
表示されます。
ここでは区切った右側のコードの部分は文字列として表示するため、
列のデータ形式にて「文字列」を選択し、「完了」ボタンを押します。
(データ形式が数値になると先頭の0が表示されなくなってしまうため。例.001→1)
「コピーまたは移動先のセルの内容に置き換えますか?」のダイアログが表示されます
ので<OK>ボタンを押します。すると下図のように取引先番号と取引先名を別々のセル
に分けることが出来ました。
最後にセルA1に「取引先番号」、セルB1に「取引先名」と入力して、幅を整えれば完成です。
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