「StiLL」Excel情報356 関数--SUBTOTAL関数
■オートフィルタでデータを抽出し、その合計を求める際にSUM関数を使用すると、抽出されたデータ以外のデータも計算されてしまいます。こういう場合は、今回ご紹介するSUBTOTAL関数を使用することで、抽出されたデータだけを集計することができますよ。 ☆対応方法:SUBTOTAL関数は、表示されているデータだけを集計することができる関数です。集計方法は、ここでは合計を示す「9」とし、範囲は集計する範囲を選択します。すると、表示されている範囲の計を求めることができます。 ※ご注意ください。今回は集計方法として合計を示す「9」を使用しましたが、他にも平均や最大値、最小値など11種類の集計方法があります。 
今回は、バックナンバー117でご紹介した 関数--SUBTOTAL関数
のExcel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー117】 関数--SUBTOTAL関数
Excel2007では本作成方法と同等です。
■集計表にSUBTOTAL関数を使用して小計、合計を出します。
例えば、下図のような集計表の合計を出す場合、SUM関数を使うと下図のようにを二箇所を選択して
合計を出さなければなりません。もし小計が何箇所もある場合非常に手間がかかりますよね。
また、上図にオートフィルタをかけて特定の商品を抽出した時、合計をSUM関数で表示していると、
下図のように表示していない部分も合計に含まれてしまい、正しく合計を表示することができません。
※オートフィルタは当メールサービスバックナンバー344をご参照下さい。
そこで、今回ご紹介するSUBTOTAL関数を使用して小計、合計を出します。
下図のように、「集計方法」には「9」を、「範囲1」には合計の範囲を指定します。
※「集計方法」につきましては、一番下の参考をご参照下さい。
上記の表にオートフィルタを使用して指定した品名を抽出すると、表示された品名の合計
金額が表示されます。
●参考:集計方法につきましては、下図のように全部で11種類あります。
Copyright(C) アイエルアイ総合研究所 無断転載を禁じます