「StiLL」Excel情報363 データ--作成したデータベースデータを検索/集計する 前編
■今回は、データベースにあるデータをExcelに取り込み、そのデータを元に検索や集計する方法についてご紹介します。前編となる今回は、検索や集計の条件にあった元となるデータベースデータの作成方法についてご紹介します。 ☆対応方法:前編:Accessでは、二つのテーブルに同じ項目を持たせる事で、その項目をキーとして、検索条件に合わせたクエリを作成する必要があります。その方法をご確認下さい。 ※ご注意ください。今回はデータベースソフトにAccess2010を使用しています。また、Accessの使用方法については、ヘルプをご参照下さい。
今回は、バックナンバー125でご紹介した 
データ--作成したデータベースデータを検索/集計する 前編
のExcel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー125】 データ--作成したデータベースデータを検索/集計する 前編
Excel2007、2013でも操作方法は同等です
前編と後編に分けて、前編では条件にあったデータベースデータの作成方法
についてAccessを使用してご紹介していきます。
※今回は、データベースソフトにAccess2010を使用していますが、
   以前のバージョンでも同様です。
■Excelにてやりたい事
作成したデータベースデータを下図の[データ]シートに取り込み、そのデータを元
に[フォーム]シートで名前から部署検索を行いたい。
同じように[データ]シートのデータを元に、部署を入力したら部署別の受注金額の
集計を表示したい。
これらを行うためには、データベースより集計や検索条件に必要なデータを取り込み、
そのデータを元にExcelの機能で検索や集計を行っていきます。
■Accessデータベースの作成
まずは、検索の元となるデータベースデータの作成を行います。
テーブルを作成する際、下図のように二つのテーブルに同じ部署コードを持たせる
ことによって、部署コードをキーとして条件にあったクエリを作成することができます。
 [社員データ:テーブル]  [部署データ:テーブル]
次にクエリの作成を行います。クエリとは、テーブルの中から、「条件にあったフィールド
だけ選択して表示することができる。」といったメリットがあります。
そこで、上記で作成したテーブルから、下図のように検索条件にあった項目を選択して
[検索元データ]を作成します。
 [検索元データ:選択クエリ]
また、新たに下図のような[受注金額データ]テーブルを作成します。
 [受注金額データ:テーブル]
そして、先ほど作成したクエリと上記で作成した[受注金額データ]テーブルから、
下図のように新たにクエリを作成することもできます。
 [検索元データ:選択クエリ]
そして、上記で作成したクエリをExcelで取り込み、検索や集計を行うことができます。
続きは後編でご紹介します。
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