「StiLL」Excel情報406  ファイル--ファイルのプロパティ
■ファイルのプロパティには、会社名や作成者名が入っています。個人情報の流出を防ぐためにも、他の人にファイルを渡すときには、前もってチェックを行うようにしましょう。Office2007から追加されたドキュメント検査機能を使う方法もご紹介します。 ☆対応方法:リボン「ファイル」タブ→「情報」→「プロパティ」→「詳細プロパティ」→「プロパティ」ダイアログから「ファイルの概要」を選択し、作成者や会社名などの名前を削除します。 ※ご注意下さい。個人情報の削除を行う場合、ワークシートの保護の解除が必要です。ワークシートの保護が設定されている状態では、個人情報を削除することは出来ません。
今回は、バックナンバー199でご紹介した ファイル--ファイルのプロパティ
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー199】 ファイル--ファイルのプロパティ
    Excel2007、2013でも操作方法は同等です
■ファイルのプロパティ
※Excel2010/2013とExcel2007では画面が異なります
Excel2010/2013の場合 
リボン「ファイル」タブから→「情報」→「プロパティ」→「詳細プロパティ」
→「プロパティ」ダイアログから「ファイルの概要」を選択します。
Excel2007の場合
「Officeボタン」から「配布準備」→「プロパティ」→「ドキュメントのプロパティ」→「詳細プロパティ」
→「ファイルの概要」を表示させます。
■新規ブックのプロパティ
「作成者」「会社名」に、既に名前が入っているのが確認できます。
Excel(Office)のインストール時に入力した名前、またはリボン「ファイル」タブ
→「オプション」→「基本設定」→「ユーザー名」で設定した名前が自動的に入っています。
人にファイルを渡すときに、これらの名前を出したくないときは、「ファイルのプロパティ」ダイアログで
名前を削除するようにしましょう。
■ドキュメント検査
※「ドキュメント検査」から個人情報の削除を行う場合、ワークシートの保護の解除が必要です。
  ワークシートの保護が設定されている状態では、個人情報を削除することは出来ません。
※Excel2010/2013とExcel2007では画面が異なります
Excel2010/2013の場合
1.リボン「ファイル」タブ→「オプション」を選択します。  Excel2007の場合
   「Officeボタン」から「Excelのオプション
       を選択します。
2.「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」を選択します。
3.「プライバシーオプション」→「ドキュメント固有の設定」から「ドキュメント検査」を選択します。
4.「ドキュメントのプロパティと個人情報」にチェックを入れ、「検査」をクリックします。
5.「次のドキュメント情報が見つかりました」と、表示されるので内容を確認し、
「すべて削除」をクリックします。
6.「ドキュメントのプロパティと個人情報が削除されました。」と表示されますので、
これで個人情報の削除が完了になります。
■「ファイル」の「プロパティ」から個人情報を削除する
ファイルを保存するときに、個人情報を削除する方法もあります。
1.「プライバシーオプション」から「ドキュメント固有の設定」
→「ファイルを保存するときにファイルのプロパティから個人情報を削除する」にチェックを入れます。
これにチェックを入れることにより、ファイルを保存したときに
・作成者、・管理者、・会社名、・最終保存者
などの情報が、ファイルのプロパティから削除されるようになります。
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