「StiLL」Excel情報410 オブジェクト--画像の任意の色を「透明な色に設定」して表示
■画像の任意の色を透明にする事により、画像の下にあるセルや図形等を表示できる方法をご紹介します。この方法を使って、印鑑が押された書類等を作成してみてはいかがですか。 ☆対応方法:画像を選択した状態で、リボンの「図ツール」→「書式」タブ→「調整」グループ→「色」の中の「透明色を設定」をクリックしてから、画像の透明にしたい色をクリックします。 ※ご注意下さい。透明な色に設定できるのは、1つの画像で 1色だけです。
今回は、バックナンバー207でご紹介した 画像の任意の色を「透明な色に設定」して表示
のExcel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー207】 画像の任意の色を「透明な色に設定」して表示
Excel2007、2013でも操作方法は同等です
■図の特定の色を透明にする方法
文字・罫線・色などが入ったセル上に画像を配置すると、左図の様に画像データの範囲全体が表示されます。

「?」の周りの白い部分を透明に設定する方法をご紹介します。
1. 画像を選択すると、リボン上に「図ツール」が表示されますので
「書式」タブ→「調整」グループ→「色」を選択します。
2. 「透明色を設定」をクリックします。その後に画像の透明にしたい色をクリックします。(右下の図では白い色の部分です)
3. 画像の白い部分が透明になりました。
注 : 「透明な色に設定」をクリックした場所と同じ色は、全て透明になります。
色を残したい場所が透明に設定されないようにするには、透明にしたい場所の色をあらかじめ違う色に変えておきます。
(ペイント等の画像ソフトで画像を開き、背景を違う色で塗りつぶします)
■【メモ】:影の形状
透明色を設定してから影を付けると、
不透明部分の画像に合わせて影が表示されます
(影を付けるには、「図ツール」
 →「書式」タブ→「図のスタイル」グループ
 →「図の効果」から「影」から選択します。)
■【応用】:社判をExcel上で表示させる
Excelで作成した契約書類などに、画像データとして作成した社判を配置し、ハンコが捺印された様に表示する事ができます。
1. 社判を押した紙をスキャンして取り込み、社判の画像データを作成しておきます。
2. Excelで作成した契約書の、捺印箇所に社判の画像を配置して、
「透明色を設定」を選択し、透明にしたい部分をクリックします。
               
   
(住所)  東京都渋谷区恵比寿西2-2-8  
(会社名) 株式会社アイエルアイ総合研究所 
 
   
  (担当   相得 藍子  
   
               
いかがでしたか?
使い方次第で、文書からグリーティングカードまで、Excelを使用しての表現の幅が広がる機能です。
ぜひご活用下さい。
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