「StiLL」Excel情報413 オブジェクト--文字数に合わせてオブジェクトの大きさを自動調整
■テキストを表示させるオブジェクトの大きさを、入力した文字数に合わせて自動で変わるように設定する事ができます。セルにリンクしている場合など、セル内の文章量に合わせてオブジェクトの大きさを調整する手間が省けます。 ☆対応方法:オブジェクトを右クリックして、メニューから[ 図形の書式設定 ]→[ テキストボックス ]→[ 自動調整 ]の[ テキストに合わせて図形のサイズを調整する ]にチェックを入れます。 ご参考までに。Excel2010以降で自動的に文字の改行の設定を解除したい場合は、[図形の書式設定]→[テキストボックス]→[図形内でテキストを折り返す]のチェックを外すと設定を解除することが出来ます。
今回は、バックナンバー212でご紹介した オブジェクト--文字数に合わせてオブジェクトの大きさを自動調整
の Excel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー212】 オブジェクト--文字数に合わせてオブジェクトの大きさを自動調整
    Excel2007、2013でも操作方法は同等です
テキスト入力を行うオブジェクトで、文章量を増やした時に、
オブジェクトの大きさによっては文字が切れてしまう事があります。
例えば、下記のようなテキスト入りオブジェクトに、電話番号とFAX番号を追加した場合。
電話番号などを入力します。   →    文字を追加後、オブジェクトの大きさは変わりません。
手動でオブジェクトの大きさを変更しました。
しかし、テキスト内容が変わるたびに大きさを微調整するのは、
少し手間になります。
そこで今回は、文字数に合わせてオブジェクトの大きさを自動で変更する、
[ テキストに合わせて図形のサイズを調整する ] の機能についてご紹介します。
■[ テキストに合わせて図形のサイズを調整する ] 設定を行う
設定はオブジェクトごとに行います。
@ オブジェクトを選択して右クリックします。
[ 図形の書式設定 ] をクリックします。
A [ 図形の書式設定 ]ダイアログボックスの
[ テキストボックス ] を選択します。
※Excel2007/2010とExcel2013では画面が異なります
  Excel2007/2010の場合 
       B[ 自動調整 ] にある
      [ テキストに合わせて図形のサイズを調整する ] 
      のチェックボックスにチェックを入れます。
       C[ 閉じる ] をクリックして設定は完了です。
     Excel2013の場合 
   
   
    @[図形のオプション]→A[サイズとプロパティ]
    →B[テキストボックス]→C[テキストに合わせて
 図形のサイズを調整する]にチェックを入れます。
先程のExcelファイル用署名に、上記の設定を行ってから文字を追加してみましょう。
入力と同時にオブジェクトが 自動的にオブジェクトの
文章量に合わせて広がります。 大きさが変わりました。
また、セルにリンクしたオブジェクトに [ テキストに合わせて図形のサイズを調整する ] を設定しておくと、
セル内の文章量によって、オブジェクトの大きさが自動調整されます。
(例)
※吹き出しのオブジェクトはB2のセルにリンクしています。
■自動的に文字の改行の設定を解除する方法
Excel2010以降では[ テキストに合わせて図形のサイズを調整する ] を設定した場合、オブジェクトの大きさ
によって自動的に文字の改行が行われるようになりました。
Excel2007の場合 Excel2010以降の場合
オブジェクトの大きさに関係なく、 オブジェクトの大きさ によって文字が
横方向に文字が続きます。 自動で改行されます。
Excel2010以降で自動的に文字の改行の設定を解除したい場合は、[ 図形の書式設定 ]
→[ テキストボックス ]→「図形内でテキストを折り返す」のチェックを
外すと設定を解除することが出来ます。
※Excel2010とExcel2013では画面が異なります
Excel2010の場合
Excel2013の場合
         @[図形のオプション]→A[サイズとプロパティ]→B[テキストボックス]
         →C「図形内でテキストを折り返す」のチェックを外します。
Excel2007同様、オブジェクトの大きさに
関係なく、横方向に文字が続くようになりました。
■注意点
[テキストに合わせて図形のサイズを調整する] 設定後のオブジェクトを、手動で大きさを変更すると、
[テキストに合わせて図形のサイズを調整する] のチェックが外れてしまいます。
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