「StiLL」Excel情報417  編集--[ジャンプ] 機能
■今回は [ジャンプ] 機能の [選択オプション] 画面を使用して、指定した条件に合ったセルをまとめて選択する方法のご紹介です。セルを指定する条件についての留意点なども、合わせてご説明しています。 ☆対応方法:リボンの[ホーム]タブ→[編集]グループ→[検索と選択]→[条件を選択してジャンプ] をクリックして、[選択オプション] 画面を開き、選択するセルの条件を指定します。 ※ご注意ください。セルを選択する条件で、[数値] を選んだとき、セルに数字が入っていても、Excelが文字として認識している場合は、選択対象外となります。
今回は、バックナンバー221でご紹介した 編集--[ジャンプ] 機能
のExcel2010版をご紹介します。
Excel2003以前のバージョンでの方法は、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー221】 編集--[ジャンプ] 機能
Excel2007、2013でも操作方法は同等です
今回は [ジャンプ] 機能の便利な使い方をご紹介します。
ジャンプ機能を使うと、様々な条件でセルを選択することができます。
例えば、下図のような集計表を作成する場合に、既存の表の入力済み数値をクリアして、
新しい集計表に作り直すとします。ですが、数値をクリアする時、間違えて数式や項目の入った
セルを選択して、クリアしてしまう可能性があります。
そこで、ジャンプ機能を使って、入力数値のみを選択してクリアを行えば、誤消去を防ぐことができます。
■[ジャンプ] 機能を設定する画面の出し方
方法:
リボンの [ホーム]タブ→[編集]グループ→[検索と選択]→[条件を選択してジャンプ] をクリックすると、
[選択オプション] 画面が開きます。
この [選択オプション] 画面で、選択するセルの条件を指定します。
■セル選択の条件設定
例として、今回は下図の集計表を使い、表の項目と数式以外のセルを、まとめて選択する
方法をご紹介します。(線で囲まれた範囲は、数式が入っているセルです)
先程開いた [選択オプション] 画面で、選択セルの種類を指定します。
数式以外のデータが入ったセルを選択する為には、
[定数] にチェックを入れます。
定数とは、数式のように、変化しない値を指します。
そのままOKをクリックすると、下図のように、数式以外のデータが入ったセルが選択されています。
しかし、項目が入ったセルも同時に選択されてしまいます。
また、他にデータが入ったセルがシート上にある場合は、条件に合うと全て選択されてしまいます。
(点線で囲まれた範囲が選択されています)
ですので、あらかじめ、選択を行う範囲を選び、その後ジャンプ機能で、選択条件を指定します。
項目以外の表部分を選択状態にして、[選択オプション] 画面で [定数] を選択します。
表の項目と数式以外のセルが選択されました。
※セル選択の条件について            
   
 
[定数] または [数式] のオプションを選ぶと、さらにセル選択の  
  条件を指定することができます。  
   
  例えば、数値の入ったセルのみを指定したい場合は、[数値] 以外の
  項目のチェックを外して、[OK] をクリックします。  
   
   
   
[数値]: 「数値」が入ったセルを選択します。  
   
  ただし、数字で表示されていても、「文字」として認識されている場合は、
  選択対象外です。  
   
  例えば、セルの書式が「文字列」になっている場合や、  
  見た目は「1」と数字になっている場合でも、実際には「'1」と  
  値が入っている場合は、「文字」と認識されます。  
  この場合、セル選択の条件は [文字] を選んでください。  
   
  1  ←数値  
  1  ←文字  
   
   
[文字]: 「文字」のデータが入ったセルを選択します。  
   
[論理値]: 「TRUE」および「FALSE」が入ったセルを選択します。  
   
[エラー値]: 「#N/A」のように、エラー値が入ったセルを選択します。  
   
                 
■他の選択オプションについて
[定数] と [数式] の他にも、セル選択の条件を詳しく指定できるオプションがありますので、
選択結果の違いなどをご紹介します。
・[参照元] 、 [参照先] − 数式の参照元(先)を選択するオプション
例えばA1セルに「=B1」と入っている場合、A1セルから見ると、B1セルが直接参照元となります。
B1セルから見ると、A1セルは直接参照先となります。
また、B1セルに「=C1」と入っている場合、A1セルから見ると、C1セルが間接参照元となります。
C1セルから見ると、A1セルは間接参照先となります。
どちらかのオプションを選択すると
[ 1 レベルのみ] :直接参照元(先)のセルを選択します。
[すべてのレベル] :間接参照元(先)のセルも含めて選択します。
という条件を選択できるようになります。(デフォルトでは [ 1 レベルのみ] が選ばれています)
例えば、下図のように数式が入っている表があります。
  ※「数量」×「単価」
※範囲名「単価」は、商品名と単価のリストです。
G13のセルが参照するセルを、条件を変えて選択してみます。
・[ 1 レベルのみ]
[すべてのレベル]
を選択 を選択
                 
[ジャンプ] 以外にも、数式の参照元(先)を調べるには、  
[ワークシートの分析] を使う方法があります。  
  場所:リボン → [数式]タブ → [ワークシートの分析]グループ  
 
 
[参照元(先)のトレース] を  
クリックすると、セルの選択  
ではなく、参照元(先)のセル  
を表す矢印が表示されます。  
   
   
   
   
   
   
また、セルの参照元(先)が、別のシートあるいは別ブックの場合、[ジャンプ] 機能では
「該当セルが見つかりません。」というメッセージが出てしまいますが、[ワークシートの分析] の
場合、別シート(ブック)を表す矢印が出ます。  
   
 
 
   
   
   
   
   
                 
・[条件付き書式] 、 [データの入力規則]
− 「条件付き書式」または「入力規則」が設定されたセルを選択するオプション
どちらかのオプションを選択すると
[すべて]
[同じ入力規則]
という条件を選択できるようになります。(デフォルトでは [すべて] が選ばれています)
[すべて]:何らかの条件付き書式、または入力規則が設定されたセルを全て選択します。
[同じ入力規則]:選択しているセルと同じ条件付き書式、または入力規則が設定されたセルを
選択します。
例えば、下図の表の「出荷先名」の列と「商品名」の列には、それぞれ異なる入力規則が
設定されています。そこで、入力規則の入ったセルを、条件を変えて選択してみます。
・[すべて] を選択 ・[同じ入力規則]
を選択
※最初にC3セルを選択してから、ジャンプ機能の
[データの入力規則]→[同じ入力規則] を
選択しています。
                 
[データの入力規則] において、入力規則の設定画面
 
(リボン→[データ]タブ →[データ ツール]グループ  
 [データの入力規則]をクリックで表示される  
 [データの入力規則画面] )の、  
[同じ入力規則が設定されたすべてのセルに  
変更を適用する]  
にチェックを入れた場合も、  
同じ入力規則が設定されたセルが選択できます。  
   
[ジャンプ] から [同じ入力規則] を指定した場合は、  
セルが選択されるだけで、変更などは行われませ  
んので、変更前に、適用セルの確認をするのに  
役立ちます。  
                 
いかがでしたか?
[ジャンプ] の [セル選択] 機能には、他にも様々なセル選択の方法があります。
ぜひ色々試してみてください。
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