「StiLL」Excel情報434  数式を表示するのに便利な関数「FORMULATEXT関数」
■今回はExcel2013から追加された新しい関数「FOMULATEXT関数」をご紹介します。指定したセルに入力されている数式を“文字列”としてシート上に表示させることができる関数になります。 関数の挿入もしくはセルへ直接「FORMULATEXT関数」を入力し、数式を文字列として表示したいセルを選択することで、選択した数式を文字列として表示させることが出来ます。 FORMULATEXT関数はExcel2013から追加された関数です。この関数を使用したファイルをExcel2010以前のバージョンで開くと、関数が認識されずエラーとなりますのでお気をつけてください。
今回はExcel2013から追加された新しい関数「FOMULATEXT関数」をご紹介します。
指定したセルに入力されている数式を“文字列”として表示させることができ、
値と計算式をひとつのシート上に簡単に表示することが出来ます。
■FORMULATEXT関数とは
FORMULATEXT関数とは、参照先セルに入力されている計算式を文字列として
セル上に表示する関数です。
書式
リボンの[数式]タブ - [関数ライブラリ]グループ - [検索/行列] から
FORMULATEXT関数の入力もできます。
FILE_012_2
■FOMULATEXT関数の使用例
使用例に沿って関数をご紹介します。
FILE_007
数式:
結果: =SUM(C5:C10)
■エラー時
FORMULATEXT関数で指定する参照先に入力されている内容によって、表示結果が異なりますので
ご注意ください。
FILE_010
FORMULATEXT関数で指定した参照先に“文字列”が直接入力されている場合のみエラーとなります。
※上記一覧の通りセル参照の場合は参照先を示す数式が表示されます。
■ご参考までに
FORMULATEXT関数のその他の使用例をご紹介します。
参考例1)集計表に入力した数式が正しいかどうか一目で確認したい
FILE_004
FILE_001
FOMULATEXT関数を利用することで集計表に入力した数式を一覧化することが出来ます。
一覧化することで、参照ミスや計算式の入力箇所が分りやすくなります。
参考例2)複雑な数式を書いた際の注意書きや数式の説明を簡単に表示したい。
FILE_000
VLOOKUP関数やIF関数など、少し難しい関数を利用される際には、FORMULATEXT
関数を利用することで注意書きや数式の説明を記載することが出来ます。
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