「StiLL」Excel情報454 セル書式 --セルの表示形式でセル内改行表示する方法
■ 今回は、セルの表示形式でセル内改行表示する方法をご紹介します。例えば、日付が入力されているセルの表示を、上段に日にち、下段に曜日のように1つのセルの中に2段で表示することができます。 ■ セルの書式設定画面の表示形式タブのユーザー定義で設定していきますが、「Enter」キーや「Alt + Enter」では改行を設定できません。ショートカットキーの 「Ctrl + J」 で改行を設定することができます。 ■ セルの書式設定画面の配置タブの文字の制御で、「折り返して全体を表示する」と「縮小して全体を表示する」にチェックを入れる必要があります。
今回は、セルの表示形式でセル内改行を設定する方法をご紹介します。
下の図のように日付が入力されているセルの表示を、上段に日にち、下段に曜日のように1つのセルの中に
2段で表示することができます。
セルの表示形式でユーザー定義を設定する方法については以下のバックナンバーで紹介していますので
ご参照ください。
【バックナンバー 238】セル--セルの書式設定--表示形式
【バックナンバー 174】書式--日付の表示形式@
■ 設定方法
    上の画像のようなセルの表示形式を設定する方法を例にご説明します。
    まず、書式を設定したいセルを選択した状態にし、[セルの書式設定]ダイアログ を表示します。
    セルの書式設定画面の表示形式タブの分類で、ユーザー定義を選択し、
    「種類」 の入力欄に表示形式を設定していきます。
    とりあえず日付と曜日を表示する書式 「d(aaa)」 を入力します。
    ここで、入力した 「d(aaa)」 の 'd' と '(' の間に改行を入力したいのですが、
    「Enter」キーやショートカットキー「Alt + Enter」 では改行を入力できません。
    改行を入力したい場合はショートカットキーの 「Ctrl + J」 を使います。
    入力した 「d(aaa)」 の 'd' と '(' の間で、ショートカットキーの 「Ctrl + J」 を入力し、
    改行を設定します。(入力欄が1行分しかないため全ては表示されていません)
    次に、配置タブの文字の制御で 「縮小して全体を表示する」 にチェックを入れた後 
    「折り返して全体を表示する」 にチェックを入れ、「OK」 をクリックします。
    
    セルの表示形式でセル内改行表示することができました。
    
 ※ ご注意ください
   ・今回ご紹介したセル内改行表示の設定した場合、行高や列幅を自動調整されませんので、
     行高や列幅は手動で調整してください。
   ・セルの書式設定画面で「折り返して全体を表示する」 にチェックを入れないと、
     改行表示にはなりません。
   ・「縮小して全体を表示する」 にチェックを入れなかった場合、セルの幅が
     改行しなかった場合の文字幅より小さいと値が表示されないことがあります。
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