「StiLL」Excel情報457 データ -- ピボットテーブル --4月始まりの四半期集計
【テーマ】 ピボットテーブルを四半期ごとにグループ化する機能がExcel2013で追加されましたが、1〜3月が第1四半期となっており変更もできません。ですので今回はピボットテーブルで4月始まりの四半期集計表を作成する方法をご紹介します。 【方法】 データに 「四半期」 項目を追加し、数式で値を求めます。求めた 「四半期」 項目を行ラベルに指定することで、ピボットテーブルで4月始まりの四半期集計表を作成することができます。 【参考】 Excel2016からピボットテーブルのフィールドリストを検索できるようになりました。フィールドリストが多い場合には特に便利な機能です。
Excel2013で新たに、ピボットテーブルの日付のデータを四半期ごとにグループ化する機能が追加されました。
その機能を利用することで1〜3月を第1四半期とした四半期集計表を作成することができますが、
「1〜3月が第1四半期」 という設定は変更することができないため
3月決算で4〜6月を第1四半期にしたい場合などには使うことができません。
日付データのグループ化の方法 
ですので今回は、データに四半期集計を行うための 「四半期」 項目を追加することで、
ピボットテーブルで4月始まりの四半期集計表を作成する方法をご紹介します。
■ 設定方法
データに 「四半期」 項目を追加します。
B列の 「日付」 を元に、「四半期」 を計算する数式を作成します。
「四半期」 の数式例@:
="第"&IF(MONTH(B2)<4,4,IF(MONTH(B2)<7,1,IF(MONTH(B2)<10,2,3)))&"四半期"
「四半期」 の数式例A:
="第" & CHOOSE(MONTH(B2),4,4,4,1,1,1,2,2,2,3,3,3) & "四半期"
CHOOSE関数については以下のバックナンバーでも紹介していますので、ご参照ください。
【バックナンバー420】 関数--生まれた年の干支を出す
  ※ 数式は4月始まりの例ですので、4月始まり以外の場合は適宜変更してください。
作成した 「四半期」 項目の数式を全データ分コピーし、ピボットテーブルのデータを作成します。
作成した項目を行ラベルに指定することで4月始まりの四半期集計のピボットテーブルを作成できます。
ピボットテーブルの作成方法についての詳細はバックナンバーでも紹介していますので、ご参照ください。
【バックナンバー334】 データ--ピボットテーブル作成
■ ご参考までに(Excel2016新機能)
Excel2016からピボットテーブルのフィールドリストを検索できるようになりました。
フィールドリストが多い場合には特に便利な機能です。
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