｢StiLL｣Excel情報460 VLOOKUP関数/CHAR関数とCODE関数の活用法

■今回は、関数の活用方法を2つご紹介します。
まず、VLOOKUP関数のTRUEを使った活用法、及びワイルドカード文字を使った活用法をご紹介します。
続いてCHAR関数とCODE関数を使った活用法をご紹介します。

☆対応方法：最初の活用法ではVLOOKUP関数を使用します。検索方法にてTRUEを使うことによって、完全一致ではなく、参照するそれぞれのセルに入力された値の範囲内のデータを取得することが可能です。

2つ目の活用法は、CHAR関数とCODE関数を組み合わせて使用します。上記の関数を用いることで丸付き数字やアルファベットなどを連続データとして入力することが可能です。

※VLOOKUP関数の検索にてTRUEをご使用される場合、参照先は昇順で並べ替えをしておいてください。

今回は、関数の活用法をテーマとしまして、下記の2つをご紹介します。

・VLOOKUP関数の活用法

・CHAR関数とCODE関数の活用法

◎まず、VLOOKUP関数の活用例としまして、社員それぞれの社会保険料対象額をもとに健康保険料を

　自動計算する方法をご紹介します。検索方法にてTRUEを使うことによって、完全一致ではなく、参照

するそれぞれのセルに入力された値の範囲内のデータを取得することが可能です。

尚、参照先は昇順にしておかなければ機能しませんのでご注意ください。

下図のように、社会保険料対象額に応じた健康保険料を記入した「保険料額表」と社員それぞれの社会

保険料対象額を記入した「社員一覧表」を用意します。

I4セルにVLOOKUP関数を入れていきます。

I4セルに『=VLOOKUP(H4,$B$4:$E$13,4,TRUE』と入力します。

※参照範囲は絶対参照にするようにしてください。

Enterキーを押すと給与に応じた保険料が表示されます。

オートフィルをして、完成です。

★VLOOKUP関数はとても便利で使用頻度の高い関数ですので、更にご活用いただけるよう、

　ワイルドカード文字（*など）を使った例をご紹介します。

例：名前に『佐藤』とつく方の保険料を検索するとき

　　　K3セルに『=VLOOKUP("佐藤*",$G$4:$I$8,3,FALSE)』と入力

Enterキーを押すと健康保険料が表示されます。

◎続いてCHAR関数とCODE関数の活用例としまして、丸付き数字やアルファベットなどを

　連続データとして入力する方法をご紹介します。

下記のB4:E11セルにCHAR関数、CODE関数を入れていきます。

B4セルに『=CHAR(CODE(B3)+1)』と入力します。

Enterキーを押すと「②」という値が表示されます。

縦、横とオートフィルしていくことで、すべてのセルに連続データが入力されます。