「StiLL」Excel情報491 セル--数式と文字列の結合
【テーマ】
今回は数式と文字列を結合し、表示する方法をご紹介します。この方法を使えば、別々のセルに入力された文字を結合して一つのセルにつなげて表示できたり、数式と組み合わせたりすることでExcelの活用範囲が広がります。
【方法】
セルの最初に「=(イコール)」を入力し、「&(アンパサンド)」を使って数値と文字列を繋ぎます。文字列は「""(ダブルクォーテーション)」で囲みます。
【参考】
文字列の結合は「&」だけでなく、CONCATENATE、CONCAT、TEXTJOINなどの関数でも可能です。(CONCAT、TEXTJOIN関数は、Excel2016(Office365版) または Excel2019 で使用可能です。)
今回は数式と文字列を結合し、表示する方法をご紹介します。
別々のセルに入力された文字を結合して一つのセルに繋げて表示できたり、
数式と組み合わせたりすることでExcelの活用範囲が広がります。
数式と文字列の結合を説明する前に、文字列の結合の方法を説明します。
■文字列の結合
    セルの最初に「=(イコール)」を入力し、「&(アンパサンド)」を使って結合します。
「=」「&」は半角で入力します。
詳しくは、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー281】 編集--Excelを文書作成で使うA ”&と文” 
◆「B3」セルと「C3」セルを結合するには「=B3&C3」と入力します。
◆文字列を直接指定するには「""(ダブルクォーテーション)」で囲み、入力します。
■数式と文字列の結合
    数式と文字列を結合した例をご紹介します。
下図は、「ご利用明細書」の例です。
「B6」セルには合計金額(D12セル)と文字列を結合した数式が入力されています。
(D12セルには「=SUM(D9:D11)」の数式が入っています。)
下図のように参照先のセル内のデータ(例ではD12セル)が変更されると、
自動的にB6セルの金額も変更されます。
注意点
連結式内にセルの参照を含めると、参照先のセルの書式は適用されません。
TEXT関数等を使い、数式中の参照セルに書式を設定します。
  下図のB6セルの金額は、TEXT関数を使って、桁区切りの書式を設定しています。
TEXT関数については、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー293】 関数--文字列操作 TEXT関数 
■ご参考までに
文字列の結合は「&」だけでなく、
CONCATENATE、CONCAT、TEXTJOINなどの関数でも可能です。
CONCATENATE関数については、以下のバックナンバーをご参照ください。
【バックナンバー345】 関数--CONCATENATE関数
CONCAT、TEXTJOIN関数は、
Excel2016(Office365版) または Excel2019 で使用可能です。
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