Excel情報503 表示--バーコードとQRコードの作成方法
【テーマ】
今回はバーコードとQRコードの作成方法をご紹介します。この方法を使えば、商品一覧表などにバーコードを表示し、バーコードリーダーで読み取ることができます。
【方法】
「Microsoft BarCode Control」を使います。
【参考】
バーコード用フォントツールを使うことで、セルの値をバーコードに変換することができます。
商品情報を管理する上で、バーコードリーダーからバーコードを読み込ませることができれば何かと便利です。
そこで今回は、バーコードとQRコードの作成方法をご紹介します。
【バーコードの作成】
■設定方法
例として下図の「商品情報一覧表」にバーコードを作成します。
※AccessのActiveXコントロールをExcelで利用する為、Accessのインストールが必須になります。
手順1.「バーコード」オブジェクトの作成
@[開発]タブ-A[挿入]-BActiveXコントロールの[コントロールの選択]をクリックします。
※[開発]タブがない場合、[ファイル]-[オプション]-[リボンのユーザー設定]画面の
  「開発」にチェックを入れてください。
Microsoft BarCode Control ××.×」を選択し、「OK」を押します。
※「Microsoft BarCode Control」の数字の部分は、
  インストールしているOfficeのバージョンによって変わります。(例では15.0)
マウスカーソルが「+」に変わるのでサイズを調整し、バーコードを貼り付けたい位置にドラッグします。
(例では商品名「ノートパソコン」の右(E4セル)に移動しています。)
手順2.バーコードのコード設定
バーコードを選択した後、右クリックから「プロパティ」をクリックし、
プロパティ画面を表示します。
コードの設定方法は「直接入力」と「セル参照」の2種類あります。
・「直接入力」の方法
Value」欄にコードを直接入力します。
・「セル参照」の方法
LinkedCell」欄にコードが入力されているセル番地を入力します。
「ノートパソコン」のバーコードが作成できました。
同様にして「キーボード」「プリンタ」のバーコードも作成します。
【QRコードの作成】
■設定方法
例として下図の「グループ会社情報」にQRコードを作成します。
※Access2013以降のインストールが必須になります。
手順.バーコードの種類の変更
上記のバーコード作成手順でバーコードを作成後、「プロパティ」画面を表示し、
プロパティページ」欄の右端にある「...」ボタンをクリックします。
@「スタイル」のプルダウンから、A「QRコード」を選択し、B「OK」をクリックします。
株式会社AのバーコードがQRコードに変わりました。
QRコードを正方形にし、
プロパティ画面の「Value」欄または「LinkedCell」欄に値を設定して完成です。
同様にして株式会社BのQRコードも作成します。
※[コントロールの書式設定]-[サイズ]タブから「高さ」と「幅」を同じ設定にし、
「縦横比を固定する」にチェックを入れることで、QRコードを正方形にすることができます。
■ご参考までに
バーコード用フォントをインストールすることで、セルに入力したコードから
バーコードを作成することができます。
ただし作成したバーコードは、
バーコード用フォントがインストールされていないパソコンでは見ることができません。
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