Excel情報510 関数--VLOOKUP関数 該当する範囲の検索
【テーマ】
今回は、VLOOKUP関数を使って該当する範囲の検索を利用した例をご紹介します。
【方法】
VLOOKUP関数の設定で、検索方法をTRUE指定します。
【参考】
VLOOKUP関数の詳細は「バックナンバー428」をご参照ください。
今回は、VLOOKUP関数を使って近似値検索を利用した例をご紹介します。
VLOOKUP関数を使う場合、完全一致検索で使用することが多いと思いますが、
近似値検索にすることで、○以上△以下といった検索が可能になります。
■設定について
近似値検索を設定する場合、VLOOKUP関数の[検索方法]を TRUE にします。
([検索値]が見つからなかった時は、[検索値]未満の最大値が検索されます)
表の左端列昇順に並べておきます。
■使用例
    例1.成績(点数)によって、評価を自動的につける例
解説 =VLOOKUP(点数セル,評価リスト,2列目(評価列),近似値で指定)
最初の数式 =VLOOKUP(C3,$F$3:$G$6,2,TRUE)
最初の点数(25点)の場合、評価リスト内の40点に満たないので、その前の評価(悪い)となります。
    例2.配達料金を求める例
 重量(緑色)セルに数字を入れると、料金が表示されます。
重量   g 重量 上限重量 料金(円)
料金 100 50g以内 0 100
100g以内 51 120
150g以内 101 140
250g以内 151 210
500g以内 251 250
501g以内 501 390
その他、「日付から該当期間の税率を求める」、「現在ポイントから割引率を求める」など、
「検索する値・日付などが、どの範囲に該当するか」を求める時に便利な方法となります。
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