｢StiLL｣Excel情報544 関数-Excel for Microsoft 365で使用することができる関数

【テーマ】
Excel for Microsoft 365では従来のExcelにはなかった多くの新しい機能やさまざまな便利な関数が追加されています。現時点で公開されている関数を整理しましたので、ご紹介します。

【方法】
Excel for Microsoft 365で使用できる関数を紹介していますのでご参考にしてください。

【参考】
バックナンバーで記載している関数をご紹介します。

Excel for Microsoft 365で使用できる関数を一覧表にしましたので、ご参考にしてください。

■Excel for Microsoft 365で使用することができる関数

関数

書式

機能

ARRAYTOTEXT

=ARRAYTOTEXT(配列,[書式])

指定した範囲の配列を文字列として返します。　
(Microsoft 365でのみ使用可能)

CHOOSEROWS

=CHOOSEROWS(array,row_num1,[row_num2],...)

指定された行の配列を返す
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

CHOOSECOLS

=CHOOSECOLS(array,col_num1,[col_num2],...)

指定された列の配列を返す
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

CONCAT

=CONCAT(セル範囲）

文字列を結合します
(Excel2019以降で使用可能)

DROP

=DROP(array,rows,[columns])

配列から指定行・列を削除して新しい配列を得る
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

EXPAND

=EXPAND(array,rows,[columns],[pad_with])

配列を指定された行数・列数だけ拡大する
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

FILTER

=FILTER(配列,含む,[空の場合])

定義した条件に基づいてデータの範囲をフィルター処理できます。
(Excel2021以降で使用可能)

HSTACK

=HSTACK(array1,array2,...)

水平方向へ配列を追加する
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

IFS

=IFS(論理式1,1が真の場合,[論理式2,2が真の場合],・・・)

論理式が真の場合の値を返します。　
(Excel2019以降で使用可能)

LAMBDA

=LAMBDA（変数名1, 変数名2, ..., 計算）

新たな数式・関数を作成することができます
(Microsoft 365でのみ使用可能)

LET

=LET(名前1,名前1の値,計算または名前2,[名前2の値,計算または名前3],・・・)

数式で変数を使用することができます
(Excel2021以降で使用可能)

MAXIFS

=MAXIFS(最小範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2],・・・)

条件に合致したセルの最大値を求めます
(Excel2019で使用可能)

MINIFS

=MINIFS(最小範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2],・・・)

条件に合致したセルの最小値を求めます
(Excel2019で使用可能)

RANDARRAY

=RANDARRAY([行],[列],[最小],[最大],[整数])

ランダムな数値の配列を返します　
(Excel2021以降で使用可能)

SEQUENCE

=SEQUENCE(行,[列],[開始],[目盛り])

連続した数値の配列を作成する
(Excel2021以降で使用可能)

SORT

=SORT(配列,[並べ替えインデックス],[並べ替え順序],[並べ替え基準])

配列を並べ替えて返します
(Excel2021以降で使用可能)

SORTBY

=SORTBY(配列,基準配列1,[並べ替え順序1],[基準配列2,並べ替え順序2],...)

範囲または配列の内容を対応する範囲または配列の値に基づいて並べ替えます。
(Excel2021以降で使用可能)

SWITCH

=SWITCH(式,値1,結果1,[値2,結果2,・・・],規定値)

式を評価して、最初に一致する値に対応する結果を返します　
(Excel2019で使用可能)

TAKE

=TAKE(array,rows,[columns])

配列から指定行・列を抜き取って新しい配列を得る
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

TEXTAFTER

=TEXTAFTER(text,delimiter,[instance_num],[match_mode],[match_end],[if_not_found])

区切り文字の後ろの文字列を取り出す
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

TEXTBEFORE

=TEXTBEFORE(text,delimiter,[instance_num],[match_mode],[match_end],[if_not_found])

区切り文字の前の文字列を
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

TEXTJOIN

=TEXTJOIN(区切り文字,空のセルを無視,文字列1,[文字列2],・・・)

複数の範囲や文字列を結合します。　
(Excel2019で使用可能)

TEXTSPLIT

=TEXTSPLIT(text,col_delimiter,[row_delimiter],[ignore_empty],[match_mode],[pad_with])

指定した区切り文字で文字列を分割します。
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

TOCOL

=TOCOL(array,ignore[,scan_by_column])

配列を1列に展開する
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

TOROW

=TOROW(array,ignore[,scan_by_column])

配列を1行に展開する
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

UNIQUE

=UNIQUE(配列,[列の比較],[回数指定])

重複しないデータを返すことができます。
(Excel2021以降で使用可能)

VALUETOTEXT

=VALUETOTEXT(値,[書式])

値を文字列として返します。
(Microsoft 365でのみ使用可能)

VSTACK

=VSTACK(array1,array2,...)

垂直方向へ配列を追加する
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

WRAPCOLS

=WRAPCOLS(vector,wrap_count,[pad_with])

1列を折り返して配列にする
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

WRAPROWS

=WRAPROWS(vector,wrap_count,[pad_with])

1行を折り返して配列にする
(Microsoft365 バージョン2208以降で使用可能)

XLOOKUP

=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り範囲,[見つからない場合],[一致モード],[検索モード])

表や範囲から行ごとに情報を検索する　
(Excel2021以降で使用可能)

XMATCH

=XMATCH(検索値,検索範囲,[一致モード],[検索モード])

配列またはセル範囲内の項目の相対的な位置を返す
(Excel2021以降で使用可能)

【参考】

　　ご参考までにバックナンバーで記載している関数をご紹介します。

関数

バックナンバーURL

IFS

https://www.still.co.jp/excel/support/481ems.xls

MAXIFS

https://www.still.co.jp/excel/support/482ems.xls

CONCAT

https://www.still.co.jp/excel/support/506ems.xls

TEXTJOIN

https://www.still.co.jp/excel/support/506ems.xls

XLOOKUP

https://www.still.co.jp/excel/support/504ems.xls

SWITCH

https://www.still.co.jp/excel/support/525ems.xls

ARRAYTOTEXT

https://www.still.co.jp/excel/support/541ems.xls

FILTER

https://www.still.co.jp/excel/support/543ems.xls