「StiLL」Excel情報547  関数--LAMBDA関数でオリジナル関数を作成する方法
【テーマ】
 複雑な式を作成した場合、式が長く保守が困難になる場合があります。
 今回、複雑な式をオリジナル関数として定義して、VBAを使わずにシート上の数式を簡素に表示する方法をご紹介します。
【方法】
 LAMBDA関数を使用してオリジナル関数を作成します。
【参考】
その他「Excel for Microsoft 365から使用することができる関数」は、バックナンバー544をご参照ください。
複雑な式を作成した場合、式が長く保守が困難になる場合があります。
今回、複雑な式をオリジナル関数として定義して、
VBAを使わずにシート上の数式を簡素に表示する方法をご紹介します。
今回は、バックナンバー544でご紹介した 「Excel for Microsoft 365から使用する
ことができる関数」から、LAMBDA(ラムダ)関数をご紹介します。
ご紹介例として、球の体積を計算するオリジナル関数を作成します。
■LAMBDA関数の構文と引数
■球の体積を計算するオリジナル関数作成例
1.球の体積を計算する式
    球の体積は4/3×(半径)×(半径)×(半径)×円周率で求めることができます。
2.Excelシートでの計算式
     Excelで式を作成すると以下となります。
2.LAMBDA関数式の選択
    LANBDA関数は、以下の手順で選択します。
     数式@ー>論理Aー>LAMBDA を選択B
3.LAMBDA関数式を加えた球の体積計算式を作成
     LAMBDA関数の計算処理が正常動作する事を確認します。
4.オリジナル関数の作成
 数式Cー>名前定義Dを選択ー>名前(N)の”球体積”を設定E
 −>参照範囲(R)にセルD5の式(パラメータセル位置を削除して)コピー&ペーストF
 ー>最後に”OK”ボタンをクリックGします。
5.オリジナル関数の動作確認
     セルに”=球体積(” Hまで記入すると変数の設定説明が自動表示Iされます。
          オリジナル関数を作成しない場合は、長い関数式をコピー&ペーストをする必要がありますが、
     オリジナルの関数式を定義しているので、通常の関数と同様に利用することができます。
     後は、通常のExcel関数と同様に使用します。J
【参考】
   その他「Excel for Microsoft 365から使用することができる関数」は、
   バックナンバー544をご参照ください。
[バックナンバー544] Excel for Microsoft 365で使用することができる関数
Copyright(C) アイエルアイ総合研究所 無断転載を禁じます