「StiLL」デザイン情報004 画面制御--Excel画面を制御する 後編
参照例では、利用しているExcelのバージョンは2000、StiLL21V6のバージョンは6.71ですが、特に注意書が
無い限りはExcel/StiLLのバージョンは問いません。
■今回は、StiLLの[一括画面制御]機能のご紹介です。この機能の各設定項目が、Excelのどの部分を制御しているのかをご紹介します。各設定項目を選ぶだけで、Excelの画面がExcelに見えないように制御できる、StiLL最大の特徴のひとつです。 ☆対応方法:画面上に貼り付けたボタンに、[一括画面制御]機能を設定します。なお、StiLLの[特殊画面制御コマンド]や[一般画面制御コマンド]にある機能のほとんどは、この[一括画面制御]機能の個別の設定項目となります。 ※参考までに。[StiLL]→[メニューテンプレート]→[StiLL開発用シート]に、[画面制御自動実行]と[画面制御自動実行2]があります。これらは、ファイルを開くと同時に画面制御機能を実行するテンプレートとなっています。
■StiLLの画面制御機能
StiLLの「一括画面制御」機能では、以下の項目を制御します。
<画面制御>
注意:
枠線と行列番号は、ショ−トカットキーにて制御します。
枠線は「Ctrl+Shift+F」キーで、行列番号は「Ctrl+Shift+M」キーで制御できます。
<Excelバー>
<表示倍率>
@画面解像度
StiLLでは、異なる画面解像度のPCであっても自動的にズームし、画面にあわせた表示を
自動的に行います。(使用しているコンピュータの画面解像度を知るには、[コントロール
パネル]→[画面]→[設定]を選択し、[画面の領域]に表示されています)
Aシステムフォント大きさ
システムフォントの大きさを制御します。
(使用しているコンピュータのシステムフォントの大きさを知るには、[コントロールパネル]→
[画面]→[設定]→[詳細]→[全般]を選択し、[ディスプレイ]に表示されています)
B基準シート名、基準シート表示倍率
基準となるシート(100%が望ましい)及び表示倍率を設定します。
<その他>
@初期表示シート名
ボタンが実行されたときに表示するシートを指定します。
Aリンク更新メッセージ
ブックを開くとき、ほかのブックへの自動リンクが設定されている場合に表示されるメッセージ
を表示するか否かを指定します。([ツール]→[オプション]→[編集]→[リンクの自動更新前に
メッセージを表示する]のチェックを制御します)
Bウィンドウをタスクバーの表示
StiLL2000以降のオプション項目です。複数のブックを起動しているとき、Excel2000以降では、
各ウィンドウ(ブック名)がタスクバーの表示されてしまいます。この設定を制御するか否かを
指定します。([ツール]→[オプション]→[表示]→[表示]→[ウィンドウをタスク バーに表示]の
チェックを制御します)
これらを制御することで、下図のようなExcelの表が、Excelでないような画面周りなるように
制御できます。
<制御前>
<制御後>
参考1:
StiLLの[特殊画面制御コマンド]や[一般画面制御コマンド]にある機能のほとんどは、この
[一括画面制御]機能の個別の設定項目となります。
参考2:
メニューバーの[StiLL]→[メニューテンプレート]→[StiLL開発用シート]に、[画面制御自動
実行]と[画面制御自動実行2]というテンプレートがあります。
これらは、ファイルを開くと同時に画面制御機能を実行するテンプレートとなっています。
あらかじめ画面制御の機能を設定していありますので、[画面制御ボタン]を右クリックし、
[StiLLボタン設定変更]を選択して各項目の設定をしてご利用ください。
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