「StiLL」デザイン情報006 システム構造--StiLLシステムブックの作り方
参照例では、利用しているExcelのバージョンは2000、StiLLのバージョンは6.71ですが、特に注意書が
無い限りはExcel/StiLLのバージョンは問いません。
■今回は、StiLLによってシステム化する場合、ブックの構造はどのようにすれば良いかをご紹介します。 ☆対応方法:例えば集計表を作成する場合、シートの構成は以下の5枚にします。フォーム/ワーク/データ/ボタンシート/ボタンです(ボタンシートとボタンはStiLLのメニューテンプレートを使用しています)。それぞれの役割は、下記URLを参照してください。 ※ご注意ください。ボタンテンプレートを使う場合、画面制御ボタンをカスタマイズする必要があります。
■ブックの構造
通常の集計表をStiLLによってシステム化する場合、例えばブックの構造は以下のようにします。
<システム化前>
表示したいシート
のみです。
場合によっては、
グラフ用シートも
あります。
<システム化後>
今回は5枚のシート
を使用しています。
場合によっては、
グラフ用シートも
あります。
■各シートの役割
各シートは、以下のような役割があります。
フォーム・・・その名の通り、入力や参照をするフォーム用のシートです。
ワーク・・・数式や参照元となる値といったものをまとめておくシートです。もし修正が生じても、
       このシートの値を修正すれば、参照先が一括して修正できます。
データ・・・データベースからデータを取得するプログラムの場合、取得したデータを表示する
       シートです。
ボタンシート・・・各機能を持ったStiLLボタンを集めておくシートです。今回は、メニューの[StiLL]→
         [メニューテンプレート]→[StiLL開発用シート]→[ボタンシート]を使っています。この
         テンプレートはStiLLボタンをモジュールごとに整理しやすくなっています。
ボタン・・・ボタンシート同様、各機能を持ったStiLLボタンを集めておくシートです。今回は、
       メニューの[StiLL]→[メニューテンプレート]→[StiLL開発用シート]→[画面制御自動実行2]
             を使っています。このテンプレートはファイルを開いた際、自動的に画面制御をする
           プログラムが設定されています。    
■ボタンシート
ボタンシートには、以下のように機能を設定したStiLLボタンを順番に並べておきます。
このようにすることにより、修正時に見やすくなり、このページ自体が業務フローや説明書にも
なります。
■ボタン
画面周りの制御を自動的に実行されます。
注意:
このテンプレートを使う場合、画面制御ボタンをカスタマイズする必要があります。
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