「StiLL」デザイン情報011開発--取得した外部データを検索する(フィルター)
参照例では、利用しているExcelのバージョンは2002、StiLLのバージョンはStiLL21V6ですが、特に注意書が
無い限りはExcel/StiLLのバージョンは問いません。
■StiLLの[DBデータ取得]機能を使って取得したデータにフィルタをかけることで、指定したデータを検索し、抽出することができます。 ☆対応方法:Excelのフィルタオプションの設定では、リスト範囲と検索条件範囲、そして抽出範囲が同一シート内にある必要がありますが、StiLLではそれぞれが別シートにあっても構いません。なお、StiLLの検索条件の設定方法は、Excelのそれと同様です。 ※ご注意ください。StiLLのフィルター機能では、フィルターをかける元のデータと先のデータを別シートにて作成してください。互いのデータがずれたり、削除されたりします。
■フィルターの設定
取得してきた外部データにフィルタをかけることで、指定したデータを検索し、抽出することが
できます。
画面上に貼り付けたStiLLボタンをクリックし、[開発]→[フィルター]を選択します。
セルリンクボタンでは、[DB]カテゴリーにフィルターがあります。
データに変数が発生する場合は、セルリンクボタンの「BtFilter」を使用します。
[元データ範囲]を設定した後、[検索式範囲]を指定します。[条件作成]ボタンをクリックすると、
<検索式>となる項目を一覧より選択できます。
参考:
[BtQuery]などで取得してきた外部データにフィルターをする場合、[出力範囲名]を指定して
おくと、データの量が可変した場合でも漏れなくフィルターできます。
[検索式範囲]の位置と[出力セル位置](フィルター後のデータの出力位置)を指定します。
また、必要であれば、フィルター後のデータにも[出力範囲名]を設定できます。
注意:
StiLLのフィルター機能では、フィルターをかける元のデータと先のデータを別シートにて
作成してください。互いのデータがずれたり、削除されたりします。
■検索式の設定について
下図のように、[検索式]に条件を設定することで、指定の位置にフィルターされたデータが
表示されます。
検索式の設定方法は、Excelの[フィルタオプションの設定]と同様です。
1つの行に複数の検索条件を入力すると、すべての検索条件に一致するデータが抽出されます。
つまり、検索条件を横並びに指定すると"かつ"となり、縦並びにすると"または"となります。
テキスト ボックス: 受注金額が
「150,000」円以上かつ
「200,000」円より小さい場合
テキスト ボックス: 受注金額が
「150,000」円より小さいまたは
「200,000」円以上の場合
※より詳しい設定方法についてはExcelのヘルプをご覧ください。
■Excelのフィルタオプションの設定との相違点
Excelのフィルタオプションの設定では、[リスト範囲](フィルタをかける元)と[検索条件範囲]、
そして[抽出範囲]が同一シート内にないとなりません。(設定しようとするとエラーメッセージが
表示されます)
しかし、StiLLではそれぞれの項目が別シートにあっても構いません。
■Excelのフィルタの設定について
Excelメールサービスのバックナンバー034にて、フィルタ機能のご紹介をしています。
Excelメールサービスの034はこちら
ぜひこちらをご覧ください。
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