「StiLL」デザイン情報015 システム--数式を必要分コピーする
参照例では、利用しているExcelのバージョンは2002、StiLLのバージョンはStiLL21V6ですが、特に注意書が
無い限りはExcel/StiLLのバージョンは問いません。
■参照する表を作成するシステムを作成する場合、1行のみ数式を作成しておき、あとは必要分だけコピーするという方法を使います。この際、コピー元となる数式とコピーの方法にちょっとした工夫が必要となります。 ☆対応方法:まず、コピー元となる数式は、コピーすることを考慮し、絶対/相対参照といった参照形式に注意します。そしてコピーは、StiLLの[セルデータコピー(BtCellCopy)]にて、数式と書式のコピーを2回に分けて行います。 ※ご参考までに。コピー先の行数が可変する場合は、セルリンクボタンの[BtCellCopy]を使用し、[コピー先セル位置]にCOUNTA関数などを使います。
■集計表の作成
次のような集計表があります。
この表は、別のシートにあるデータを参照し、表示しているものです。
このような表を作成する場合は、あらかじめ1行目のみを作成しておき、あとは必要な分
だけ2回に分けてコピーします。
■数式のコピー
表の1行目には、それぞれ数式が入っています。
まずは、この数式を必要な分だけコピーします。
セルのコピーには[セルデータコピー(BtCellCopy)]を使います。
コピーする行数が一定の場合は、StiLLボタンの[セルデータコピー]を使用します。
コピー先の行数が可変する場合は、セルリンクボタンの[BtCellCopy]を使用します。
今回は、データ数が可変するとして、セルリンクボタンで作成します。
[BtCellCopy]のセルリンクボタンにて、数式のみをコピーする設定を行います。
数式のコピーができました。
■書式のコピー
数式のコピーと同様に、今度は書式をコピーします。
新たに、先ほどと同じ[セルデータコピー(BtCellCopy)]のボタンを作成し、書式のみをコピー
する設定を行います。
書式もコピーされ、表ができました。
数式を含むセルをコピーする際のPOINT
@数式をコピーする際は、参照の形式に注意!!
A数式と書式のコピーを、2回に分けて行う。
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