「StiLL」デザイン情報023 システム--終了設定の注意点
参照例では、利用しているExcelのバージョンは2002、StiLLのバージョンはStiLL21V6ですが、特に注意書が
無い限りはExcel/StiLLのバージョンは問いません。
■StiLLの終了を設定する際には、以下の二点に注意が必要です。
@終了の設定方法
A画面制御状態を解除して終了
これらの注意点を、今回はご紹介します。
☆対応方法:終了する際に、保存するのかしないのか、さらには、ブックを閉じるのかExcelを終了するのかといった考慮が必要です。また、画面制御がされているファイルを終了する際は、[Excel画面]にしてから終了する配慮が必要です。 ※参考までに。今回ご紹介する機能の例を、以下のURLにて公開しています。ぜひ参照ください。http://www.still.co.jp/still/template/ex023sms.xls
今回ご紹介する終了設定の例は、下のURLに公開してます。ぜひ参照ください。
http://www.still.co.jp/still/template/ex023sms.xls
なおこの例は、WEBで開かずに任意の場所に保存後、Excelで開いてご使用ください。
■終了する
StiLLを使った終了の設定方法には、いろいろあります。
それらのほとんどは、「ボタンの作成」の「保存関連コマンド」にあります。
ここで注意が必要なのは、どの終了方法をとるかということと、画面制御状態を解除する
ということです。
■終了の設定方法
例えば、システムを開くたびに外部データを取得する集計表では、以前取得したデータが
ファイルに残っているのがおかしいので、「非上書保存終了」に設定する必要があります。
参考:
ファイルの属性を「読取専用設定」にしておくと、他の人がそのファイルを開いていても、下図
のようなダイアログが表示されません。
よって、共有する集計表のシステムは、終了の方法を「保存しないで終了」し、なおかつ読取
専用設定することをお奨めします。
なお、読取専用設定は、そのファイルに直接設定する(設定方法は、Excelメールサービスの
005を参照してください)か、他のファイルから開く場合は、StiLLの[ファイルを開く]時の読取専
用設定(下図参照)を行ってください。
逆に、毎回入力もしくは作成したものを保存させるために、「保存終了」に設定する必要が
あります。
注意:
保存関連コマンドにある「Excel終了」は、保存の確認をしてExcelを終了します。
確認をせずに保存しないでExcelを終了するボタンは、メニューバーの[StiLL]→
[ボタンテンプレート]→[その他ボタン]にある「Excel終了」(ExcelQuitEnd:下図)になります。
なお、保存をしてExcelを終了するボタンはStiLLにはありません。
■画面制御状態を解除して終了
画面制御をしている状態で終了すると、次にExcelを開いたときに、画面制御をされた状態
が残ってしまい、Excelが使いづらくなります。
その時は、ファイルを閉じる際に[Excel画面]をしてから終了するように連続実行する設定を
行います。
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