「StiLL」デザイン情報039  システム―「ボタン情報」の新機能
■「StiLL V9」より、機能を設定したStiLLボタンからセルリンクボタンを自動で作成したり、設定項目をコピーすることができるようになりました。セルリンクボタンを作る手間が省け、非常に便利です。ぜひこの機能をお使いください。 ☆対応方法:「ボタン情報」ダイアログの「セルリンクボタン貼付」をクリックすると、参照しているボタンをセルリンクボタンとして貼り付けられます。「設定内容コピー」をクリックすると、ボタンの設定内容がクリップボードにコピーされます。 ※ご注意下さい。この機能はStandard版ではご利用になれません。また使用できるのはセルリンクボタンで作成可能なボタン機能に限られます。
※この機能はStiLL V9 Developers版・Professional版のみの機能です。
「ボタン情報」ダイアログを開くと、ボタンに設定された内容の詳細を確認することができます。
「StiLL V8」までではボタン内容の確認だけしかできませんでしたが、「StiLL V9」では「セル
リンクボタン貼付」と「設定項目コピー」機能が追加されています。
セルリンクボタンの設定項目への入力はその記入方法に慣れないと難しいですが、この機能を
使えば、機能設定済みのStiLLボタンからセルリンクボタンが簡単に作成できます。
StiLLボタンで作成した機能を、可変処理ができるようにセルリンクボタンに作り変える場合でも、
この機能で作成したセルリンクボタンを使って簡単に修正できます。
■セルリンクボタン貼付
機能設定済みのStiLLボタンのボタン情報を表示し、「セルリンクボタン貼付」をクリックすると、
ボタンの設定内容をそのままセルリンクボタンとして貼り付けることができます。
最初からセルリンクボタンを作成すると、パラメータの設定が面倒ですが、この機能を使えば
簡単にセルリンクボタンを作成することができます。
■設定項目コピー
「ボタン情報」ダイアログで「設定項目コピー」をクリックすると、ボタンのパラメータのみが
クリップボードにコピーされます。既存のセルリンクボタンに貼り付けたり、セルに貼り
付けて内容を確認する等のことができます。
■使用例
「セルリンクボタン貼付」機能の使用例として、「DBデータ取得」を設定したStiLLボタンから
セルリンクボタンを作成する例をご紹介します。
@StiLLボタンをシート上に貼り付け、「DBデータ取得」の機能を設定します。
額縁: StiLL
A Excel2003以前の場合は、機能を設定したボタンの上で右クリックし、「★ボタン情報★」
を選択します。
Excel2007の場合は、StiLLボタンを選択状態にして、「StiLL」リボンの「ボタン情報」を
クリックします。
Excel2003以前の場合
Excel2007の場合
B「ボタン情報」ダイアログの「セルリンクボタン貼付」をクリックします。
Cセルリンクボタンを貼り付けるセル位置を指定します。
Dセルリンクボタンが貼り付きます。
このセルリンクボタンを使って「条件」の項目を計算式に変更し、データの取得
条件を可変にする、というような使い方ができます。すでに設定済みの条件を
そのまま生かして修正できるので簡単に作成することができます。
参考
セルリンクボタンで作成できない機能が設定されているボタンでは「セルリンクボタン
貼付」「設定項目コピー」は使用できません。
(例:「前シート」「次シート」など)
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