「StiLL」デザイン情報066  「StiLL-]」とは! -9
                             
  @ [プログラムシートT]テンプレートは実行ボタンの作成・整理用シートです。作成しやすいようにセルの幅が調整されており、よく使うボタンがあらかじめセットされています。
作成したボタンは最終的に別シートからボタン連続実行機能で実行させます。
    A セルリンクボタンでセル位置を指定する項目をADDRESS関数を使って記述すると、セル位置が変わった場合でも修正の手間が省けます。[プログラムシート]にはADDRESS関数のサンプルがセットされています。     B 作成したボタンを処理の流れがわかりやすいように整理しておけば、プログラム作成者以外の方が見ても処理の流れが理解しやすくなります。ボタンを矢印でつないだり、プログラムの説明を書くなどして整理してください。仕様書としても使えます。  
  対応Ver. :「StiLL-]」Ver1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
    対応Ver. :「StiLL-]」Ver1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
    対応Ver. :「StiLL-]」Ver1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
 
                             
  ■ [プログラムシート]テンプレートは実行ボタンの作成・整理に便利です。      
ある場所 メニュー [StiLL] → [システムテンプレート] [開発用シート]
特徴・目的
[プログラムシート]は、実行ボタンを作成・整理するためのシートです。
StiLLのシステムテンプレート[プログラムシートT]は、プログラムボタンの作成・整理がしやすい機能を備えた
テンプレートです。
システム構造が複雑になる場合、「プログラムシートU」
テンプレートを使用すると、1枚のシートに複数のモジュールを
作成することができますので、プログラムの作成・整理が
しやすくなります。
できる事・便利な点
[プログラムシート]テンプレートのセルの列幅は、セルリンクボタンを貼り付けたときに設定項目が見やすい
列幅になっています。
「画面表示停止」や「シート保護」・「シート保護解除」など、頻繁に使用するボタンがあらかじめセットされています。
注意
「シート保護」「シート保護解除」のボタンは、機能を設定してからご使用ください。
(「シート参照」「何もしない」「画面表示停止」「文頭へ戻る」「MenuBar」「印刷」ボタンは機能設定をしなくても
そのまま使用できます。)
ボタンを作成したら、「@ボタン連続実行」ボタンに[プログラムシート]上に作成したボタンを連続実行するように
設定します。
別のシートにあるボタンを押したときに「@ボタン連続実行」の機能を実行させたい場合は、別のシートにあるボタン
に「ボタン連続実行」の機能を設定し、[プログラムシート]の「@ボタン連続実行」ボタンを実行するようにします。
プログラム処理を修正・変更する必要がある場合、「@ボタン連続実行」ボタンの設定内容を変更します。
特に「@ボタン連続実行」ボタンを他のプログラム処理と共用しているような場合、このような構造にすると
修正の手間が軽減されます。
  ■ ADDRESS関数を使えばセル位置の修正も楽になります。            
できる事・便利な点
ADDRESS関数は指定した行番号と列番号に対応するセルの参照を文字列で返すExcel関数です。
セルリンクボタンの設定項目でセル位置を指定するとき、ADDRESS関数でセルを参照するようにしておけば、
指定したセルが移動しても移動後のセル位置を指定するようになりますので、セルリンクボタン側を修正する手間が
省けます。
「StiLL-] V1.0」の[プログラムシート]テンプレートには、ADDRESS関数のサンプルがセットされています。
方法
ADDRESS関数のサンプルは、ROW関数とCOLUMN関数をネストさせています。
ROW関数とCOLUMN関数の引数にセル位置を指定すると、指定したセル位置を表す文字列が返されます。
シート名を変更するには、ADDRESS関数の5番目の引数を対象シートの名前に変更してください。
(シート名は「 " (ダブルクォーテーション)」でくくります。)
  ■ プログラムをわかりやすくまとめておけば、仕様書としても利用できます。      
特徴・目的
プログラム処理の流れをわかりやすく整理することで、プログラム作成者以外の方でも簡単に理解することができ、
システム修正作業がスムーズになります。
方法
上部にある「流れ・説明」欄にはプログラム処理の流れや、処理内容などの説明を記入します。
作成したボタンは、フローチャートの要領で各ボタンを矢印コネクタでつなぐと、プログラム処理の流れが
わかりやすくなります。
「StiLL-] V1.0」の[プログラムシート]テンプレートには、矢印コネクタなどのオートシェイプがあらかじめ用意
されていますのでご活用ください。
わかりやすく整理しておけば、[プログラムシート]自体がプログラムの説明書や仕様書としても利用できます。
Copyright(C) アイエルアイ総合研究所 無断転載を禁じます