「StiLL」デザイン情報074  「StiLL-]」とは! -17
便利な「StiLL-]」のシステムテンプレート   開発用シートについて
                             
  @ ダイアログを表示して入力・選択させる仕組みを作るときに便利なのが「ダイアログテンプレート」です。マクロなしでダイアログを表示する仕組みを作ることができます。シートの見出しを右クリック→[挿入]で、新しいダイアログシートを追加できます。     A 「ダイアログテンプレート」には、3種類のダイアログシートを収録しています。システムブックに挿入し、コンボボックスやエディットボックスを右クリック→[コントロールの書式設定]を選択→[コントロール]タブを開いて必要項目を設定します。     B ダイアログシートのダイアログを表示させるためには、StiLLのセルリンクボタン「BtDialog」を使います。エディットボックスなどでは入力・選択した結果がセルにセットされませんが、「BtDialog」では指定したセルにセットすることができます。  
  対応Ver. :「StiLL-]」Ver1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
    対応Ver. :「StiLL-]」Ver1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
    対応Ver. :「StiLL-]」Ver1.0以降
対応種類:StiLL Dev・Pro・Std
 
                             
  @ ダイアログで入力・選択するインターフェイスをマクロなしで簡単作成!      
ある場所 メニュー [StiLL] → [システムテンプレート] [開発用シート]
特徴・目的
ダイアログを表示して入力・選択させる仕組みを作るときに便利なのが「ダイアログテンプレート」です。
システムログイン時のID・パスワード入力ダイアログなど、システムでよく使われる基本的なダイアログの
デザインを収録しています。
できる事・便利な点
「ダイアログテンプレート」は「MS Excel 5.0ダイアログ」シートで作成されています。
基本的なデザインはできあがっていますので、テンプレートをシステムブックに挿入し、コンボボックスや
エディットボックスなどのオブジェクトを設定するだけでダイアログを利用することができます。
ダイアログを作成する方法としては現在、Visual Basic Editorで作成したユーザーフォームを利用するのが主流
ですが、利用するためにはマクロを記述する必要があります。
「MS Excel 5.0ダイアログ」シートの場合は各オブジェクトに対する設定が簡単で、またダイアログを表示させる
のもStiLLの機能で行うことができますので、マクロを一切使わずにダイアログを表示する仕組みを作ることが
できます。
ご自分でダイアログシートを追加し、新しいダイアログを作成する方法は以下の通りです。
1.作成中のシステムブックの見出しの上で右クリックし、[挿入]を選択します。
2.下図のようなダイアログが表示されますので、「MS Excel 5.0ダイアログ」を選択し、[OK]を押します。
3.ブックにダイアログシートが挿入されます。
4.エディットボックスやコンボボックスなどのコントロールオブジェクトを追加します。
Excel2003以前の場合は[フォーム]ツールバーからオブジェクトを選択します。
[フォーム]ツールバーがない場合は、メニューバーの[表示]→[ツールバー]と進み、「フォーム」に
チェックを入れてください。
Excel2007の場合は、[開発]リボン内の[コントロール]の[挿入]をクリックし、「フォーム コントロール」の中から
選択します。
※[開発]リボンがない場合は以下の手順で表示させることができます。
1. Officeボタンをクリックし、[Excelのオプション]をクリックします。
2. [基本設定]の[Excelの使用に関する基本オプション]にある「[開発] タブをリボンに表示する」に
チェックを入れてください。
5.作成したダイアログがどのように表示されるか確認することができます。
Excel2003以前の場合
[フォーム]ツールバーの「ダイアログの実行」ボタンを押します。
Excel2007の場合
[開発]タブの[コントロール]にある「ダイアログの実行」ボタンを押します。
  A 3種類のダイアログを収録。簡単な設定でダイアログが利用できます。      
「ダイアログテンプレート」には、3種類のダイアログシートを収録しています。
[DialogT3]ダイアログシート
IDとパスワードを入力するフォームです。システムログイン時のID・パスワードを入力するダイアログなどに
使えます。
エディットボックスの上で右クリックし、[コントロールの書式設定]を選択すると、下図のようなダイアログが
表示されます。
[コントロール]タブを開いて、必要な設定をして下さい。
[DialogT1]ダイアログシート
コンボボックスで選択するフォームです。
コンボボックスの上で右クリックし、[コントロールの書式設定]を選択すると、下図のようなダイアログが
表示されます。
[コントロール]タブを開いて、必要な設定をして下さい。
[入力範囲]には、コンボボックスで選択する項目
が入力されているセル範囲を指定します。
[リンクするセル]に指定したセルには、
プルダウンリストの上から何番目の項目が選択
されたかがセットされます。
【参考】
「ドロップダウン リストの行数」は、ドロップダウン
リストを開いたときに表示される行数を設定します。
テキスト ボックス: ドロップダウンリストの
行数
[DialogT2]ダイアログシート
スピンボタンで日付を指定するダイアログです。
このダイアログシートでは、まずスピンボタンの[コントロールの書式設定]ダイアログで「リンクするセル」を
指定します。
そしてスピンボタンの隣にある四角形のオブジェクトには、スピンボタンの「リンクするセル」に指定したセルに
リンクさせます。
すると、スピンボタンの操作によって数値が変化するようになります。
  B セルリンクボタン「BtDialog」でダイアログを表示。入力・選択結果をセルに出力できます。    
ダイアログシートのダイアログを表示させるためには、StiLLのセルリンクボタン「BtDialog」を使います。
セルリンクボタン「BtDialog」では、指定したダイアログシートに作成されたダイアログを表示させるほか、
ダイアログ上のエディットボックスやリストボックスなどで入力・選択された値を指定したセルに出力する機能が
あります。
[DialogT3]シートで使われているようなエディットボックスでは、[コントロールの書式設定]ダイアログに
「リンクするセル」の設定項目がなく、そのままではエディットボックスに入力した値はセルに出力されません。
またリストボックスで複数の項目を選択できるようにする場合、「リンクするセル」を設定してもそのセルに
選択した結果が出力されません。(単一項目のみ選択する場合は出力されます。)
このような場合セルリンクボタン「BtDialog」で、入力・選択結果を指定したセル位置に出力するように設定します。
【ボタンの設定例】
「ダイアログテンプレート」のダイアログシート[DialogT3]を
使用する場合の設定例です。
「ログイン名」に入力した値をSheet1!A1、「パスワード」に
入力した値をSheet1!A2にセットします。
Sheet1!A1にセット
Sheet1!A2にセット
ボタンの設定方法について詳しくは下記の「StiLLヘルプ」をご覧ください。
メニュー[StiLL] → [StiLLヘルプ] → [セルリンクボタンヘルプ] → [制御] → BtDialog (指定のダイアログを表示)
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